18年ぶり映画主演の石橋蓮司、超豪華キャスト勢ぞろいに「生前葬かと思った」

引用元:スポーツ報知
18年ぶり映画主演の石橋蓮司、超豪華キャスト勢ぞろいに「生前葬かと思った」

 俳優の石橋蓮司(78)が2002年公開の「黄昏流星群 星のレストラン」(富岡忠文監督)以来、18年ぶりの主演映画「一度も撃ってません」(阪本順治監督、4月24日公開)の完成披露報告会に出席した。

 名バイプレーヤーの石橋が、伝説のヒットマンにふんした編集者を演じるコメディー。岸部一徳(73)、桃井かおり(68)、佐藤浩市(59)、江口洋介(52)、妻夫木聡(39)、井上真央(33)らそうそうたる豪華キャストがそろい、石橋は「とても豪華な人たちが出るので驚いた。撮影は生前葬のような感じだった。長い間、お世話になりました」とブラックジョークで笑わせた。

 主演俳優の人柄を反映させてか、笑いの絶えない会見となった。桃井が「ずっと蓮司さんの背中を見てきたら、こんな女優になっちゃった」と話せば、佐藤は「蓮司さんの遺作かと思って参加することを決めた」と冗談交じりに語り、、岸部も「今回、蓮司さんは主役なので『どんな芝居をするのかな』と思って見ていたら、ほとんどいつもと変わらなかった」と笑わせた。

 自身のエピソードばかりが語られる記者会見に照れくさくなった石橋は「こんなに恥ずかしいことはない」と赤面。「撮影でも朝早いし、終わるのも遅い。大して飲みにも行けないから、二度と(主演は)やりたくない」とボヤいた。一方で映画の内容については「自分が水先案内人として、昭和の残像を案内していく。映画はお客さんに見てもらって完成です。この映画をどうか成立させてほしい」と真顔でアピールした。

 この日は当初、一般の観客を入れて試写会も予定されていたが、新型コロナウイルスの感染防止のため、記者会見のみとなった。 報知新聞社