馬場ふみか、つかさん代表作ヒロイン 舞台「熱海殺人事件ザ・ロンゲストスプリング」

引用元:スポーツ報知
馬場ふみか、つかさん代表作ヒロイン 舞台「熱海殺人事件ザ・ロンゲストスプリング」

 女優の馬場ふみか(24)が舞台「改竄(かいざん)・熱海殺人事件 ザ・ロンゲストスプリング」(3月12~30日、東京・紀伊國屋ホール)でヒロインを務めることが3日、分かった。2010年に死去した劇作家・つかこうへいさん(享年62)の代表作。「つかこうへい作品で紀伊國屋ホールに立つことは、私の中で1つの目標でした」と気を引き締めている。

 「熱海殺人事件」は73年に初演。74年に「岸田國士戯曲賞」を受賞し、つかさんが劇作家としてブレイクするきっかけとなった作品だ。同ホールを拠点に、さまざまなバージョンで再演を重ねており、馬場が出演する「ザ・ロンゲストスプリング」は“決定版”として有名。今回は2・5次元ミュージカルなどでも活躍する演出家・中屋敷法仁氏(35)が新たに演出を加えた「改竄版」として上演する。

 馬場は主人公の刑事・木村伝兵衛(荒井敦史)の愛人で婦人警官の水野朋子役。これまで黒谷友香、内田有紀、黒木メイサらが体当たりの演技で新境地を開いた役で、「多くの先輩の方々が演じられてきた、この作品に挑戦できること、水野朋子として舞台に立てること、大変光栄に思います」とコメント。つか作品への出演は16年の「リング・リング・リング2016」以来2度目となるが「長年上演されてきました『熱海殺人事件』がどのように改竄されていくのか、とても楽しみです」と話している。

 今回はつかさんの没後10年の節目に開催される「つかこうへい演劇祭」の第2弾作品として、別のキャストによる「熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン」と2本立てで上演される。 報知新聞社