全国高校サッカー選手権大会・応援歌に史上最年少で抜擢、SNSで注目度急増 16歳のシンガー・三阪咲とは?

引用元:オリコン
全国高校サッカー選手権大会・応援歌に史上最年少で抜擢、SNSで注目度急増 16歳のシンガー・三阪咲とは?

 1月13日に決勝が行われる「第98回全国高校サッカー選手権大会」。令和初の今大会の応援歌に抜擢されたのは、選手たちと同世代の現役高校1年生・三阪咲だ。デビュー前ながら地元でのライブで地道にファンを増やし、テレビ出演をきっかけにSNSのフォロワーも激増。注目の存在となっている彼女の素顔や、「歌手になりたい」という夢と選手たちの思いを重ねた楽曲制作について話を聞いた。

【写真】初々しい表情でインタビューに答える三阪咲

■新しい一歩を踏み出せるようなパワーを届けたい

──過去に錚々たるアーティストが務めてきた応援歌を、現役高校生が単独で務めるのは史上初のこと。オファーがあったときはどんな気持ちでしたか?

【三阪】オリジナル曲も作り始めたばかりだったので、「自分でいいのかな」という不安はありました。サッカーはもともと好きで、普通にテレビなどで見ていたんですが、今回、応援歌を担当させていただくということが決まり、地区大会の予選に連れて行っていただいたんです。その間に応援歌を作らせていただく実感や、歌詞のアイデアが湧いてきました。あとはサッカーとかスポーツをやってる友だちに「こういうときってどんな気持ち?」と話を聞いて、歌詞のヒントにさせてもらいました。

──そうした”取材”を通して作られた応援歌「繋げ!」はどんな内容になりましたか?

【三阪】当たり前ですけど、優勝するのは1校だけなんですよね。「全国高校サッカー選手権大会」では約4900校が敗退すると聞きました。友だちが言ってたんですが、試合もあと数分になると「負けだ」って感じるらしいんです。「それでも試合終了のホイッスルが鳴るまで走り続けるしかないんだ」って。実際、試合を見せてもらったら本当にそうだったので、すごく感動して「笛の音が鳴り響くまで ”もう一度”がない試合で がむしゃらに走り続ける」という歌詞ができました。それと決勝大会が終わったら、卒業まであと少し。勝った人も負けた人も、「青春をサッカーに注いできてよかった」という前向きな気持ちで、新しい一歩を踏み出せるようなパワーを届けられればと考えて作りました。

■1月13日の決勝大会では、5万人の前で歌唱

──今回は応援歌のほかに”みんなのアンセム”として「We are on your side」という曲も制作されたそうですね。

【三阪】はい。地区大会の予選を見させていただいた際に、マネージャーさんや応援席のみなさんの姿がとても印象的で。私も応援する立場だったので、選手を支える周りのみなさんの想いも歌詞に込めたいなと思うようになったんです。”応援歌”のほうは選手の皆さんの視点を中心に書いていたので、なかなか難しくて悩んでいたところ、日本テレビの方から「もう1曲別に書いてみたら?」と提案していただいたんです。

──バラード調の「繋げ!」とは打って変わって、こちらはみんなで声を合わせて盛り上がれそうですね。

【三阪】そういうところも意識して、コール&レスポンスみたいなフレーズを何回も入れました。実は5ヶ所の地区大会決勝で”キックオフライブ”としてこの2曲を歌わせてもらって、初めて聴く方も多かったと思うんですが、一緒に歌ってくださったり、タオルを振り回して盛り上げてくださったりして、とてもうれしかったです。

──1月13日の決勝大会では、5万人の前で歌うことになりますが、いかがですか?

【三阪】そんな大勢の前で歌ったことないので、めちゃくちゃ緊張してます。でも選手のみなさんの背中を押せるように、しっかり歌いたいと思っています。