木村拓哉「スゴイ…!」槇原敬之の“有言実行”に唸る

引用元:TOKYO FM+
木村拓哉「スゴイ…!」槇原敬之の“有言実行”に唸る

木村拓哉が親交のあるゲストを迎え、人生をしなやかに生きていく様や、ゲストの秘めた魅力や強さに迫るTOKYO FMの番組「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」。1月のゲストには、シンガーソングライターの槇原敬之さんが登場。1月19日(日)の放送では、デビュー30周年を迎えた心境や曲作りへの思いを語りました。

◆アニバーサリーイヤーは「30年の総決算」

2019年10月にデビュー30周年を迎えた槇原さん。昨年10月には、アニバーサリーイヤー第1弾となるカバーアルバムのベスト盤『The Best of Listen To The Music』をリリース。そして今年は、第2弾として初の提供曲セルフカバーアルバム『Bespoke』、さらに第3弾は集大成となるオールタイムベストアルバムの発売も控えています。

そんな節目を迎え、槇原さんは「当たり前の話なんですけど、30周年って1回だけしかなくて。今年で51歳になるので、次の40周年のときには“還暦”という違った意味のイベントが待っているので(笑)。『50歳のときに、30周年をちゃんとやっておかなきゃいけない』と周りに言われて、『そうだよね、次は60歳だもんね』って」と笑います。

さらに、「カバーアルバムのベストは、レコード会社から依頼があったんですけど、提供曲のセルフカバーアルバムと、自分のオリジナル曲のベストという、自分のなかでの3つの基軸を30年の総決算として形作っておきたかった」と思いを語ります。

◆有言実行の裏に……

すると、木村は「スゴい……俺、有言実行する人のことが好きなんですよ。でも、社交辞令だけの人もいて、なかなかいないじゃないですか。だから、“やりたいと思っていることを体現している人”って好きなんです」と告げると、槇原さんも「(作り手にとって)むしろそれが“命”ですもんね。『職人さんがモノ作らないでどうするよ?』っていう。ありがとうございます。その言葉を励みにします!」と感謝を口にします。

さらには「曲って“書ける!”と信じないと書けないんですよ。“書けるかもね”っていう気持ちでいると絶対に曲は書けなくて……」と生みの苦しみを吐露。「それこそ『UNIQUE』(木村への提供曲)も“この日までに自分は絶対に書けている!”って最初に思うんですよ。何を言いたいかというと、『そうやっていたら、いろいろなことが上手くいくと思うよ』っていうことの手本を見せている感じもあって。

自分で決めて、それに向かってやることってできるよ、と。才能に溢れていて、“湯水のように曲を書いている”って思われがちだけど、そうでもないよって。意外と“やる!”と(自分で)決めないとできないものですよ。“そういう風に皆さんもやってみたらどうですか?”というのを、こっそりメッセージとして入れています」と熱いコメント。

槇原さんの言葉の数々に、木村は「これは今、ラジオを聴いてくれている人たちにとって、すごくエネルギーになったと思います。いろいろなことでイライラしたり、煮詰まっていたりする人が多いと思うんですけど、今の言葉は追い風になったんじゃないですか」と感じ入った様子。

さらに槇原さんは、「“誰かが何かを変えてくれるだろうな”とか、(他力本願なことって)僕らの仕事ではないじゃないですか。それってアーティストの僕らだけが大事なのではなくて、たぶんみんな同じですよね。生きていることそのもの。“今日、帰りに映画観に行こうかな”と思っていたのに、“やっぱり行くのやめた”ってなることって、何でもないように思うけど、映画を観に行くべきなんですよ。じゃないと、映画観に行こうと思って過ごした5~6時間が、まったく無駄になってしまうから。逆に、メリハリで今日はどっちに向いてもいい日、みたいなものも絶対に必要」と話していました。

(TOKYO FMの番組「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」1月19(日)放送より)