囲碁・仲邑菫初段が2019ラスト対局を白星締め 全初段の最高勝率に「思っていたより勝てたと思います」

引用元:スポーツ報知
囲碁・仲邑菫初段が2019ラスト対局を白星締め 全初段の最高勝率に「思っていたより勝てたと思います」

 囲碁の史上最年少プロ・仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が26日、大阪・梅田の日本棋院関西総本部で打たれた第46期名人戦予選Cで、山田和貴雄(わきお)七段(50)に144手までで白番中押し勝ちした。

 序盤は劣勢だったが、鮮やかな逆転勝ちに、井山裕太3冠(30)の師匠・石井邦生九段(78)が「菫マジックだ」と感嘆したほど。大きな注目を集める中、今年4月にデビューし、この日が2019年ラスト対局。白星で締めくくって、通算成績を17勝7敗とした。

 デビューからの9か月を「結構、早かった」と振り返った仲邑初段は「思っていたより勝てたと思います」と満足そう。同期13人を含む全初段の中で、勝率約7割8厘はトップで「うれしいです」と、はにかんだ。年末年始は韓国で修行に励む予定で、2020年の抱負は「強くなりたいです」ときっぱりと語った。 報知新聞社