高橋克典 恩人・梅宮さんに感謝「見えないレールを敷いてくれた」

引用元:東スポWeb

 俳優の高橋克典(54)が12日、梅宮辰夫さんの死去を受けて、都内で報道陣の取材に応じた。梅宮さんとはテレビ朝日系ドラマ「特命係長 只野仁」シリーズで約15年にわたって共演しただけではなく、親戚同士で幼少のころからかわいがってもらっていた。「お疲れさまでした。ありがとうございました」と感謝の意を伝えた。

 梅宮さんと高橋の母はいとこの関係。高橋が最後に梅宮さんと会ったのは、先々月に亡くなった自身の母のお別れ会で「(梅宮さんは)自分の体もつらかったのに参列してくれまして。その時に『まだいける』と言ってたんですよね。だいぶ具合が悪いというのは知っていました。病で疲れていかないんですね。大らかさ、器の大きさもそのままでした。(訃報を聞いて)驚きました」と明かした。

 高橋が芸能界を志した時、真っ先に相談したのが梅宮さんだった。その時に言われた言葉は「やめとけ。お前みたいな地味な顔したやつは絶対に芸能界でいけねえ」だった。それでも芸能界に飛び込んだところ、梅宮さんは裏から表から様々な形でサポートしてくれたという。「いろんな局面で辰夫さんに守られたなあと。大らかで朗らかで優しい人でした。見えないレールを敷いてくれた気がします」と振り返った。

 妻のクラウディアさん、娘の梅宮アンナともショックに打ちひしがれているという。「今、2人は本当に悲しんでいます。アンナは本当にかわいがられて、甘えていましたから。親を送れるということは幸せなこと。これをちゃんと乗り越えて、頑張ってほしいと思います」と話した。