志村けん感染ルートは特定困難…キムタク「BG」ロケも厳戒態勢

志村けん感染ルートは特定困難…キムタク「BG」ロケも厳戒態勢

 志村けん(70)の新型コロナウイルス感染に、テレビ業界は戦々恐々になっている。

「芸能人の感染も時間の問題だろうと思って覚悟していましたが、まさか師匠(志村)とは……師匠は夜遊びもするから感染ルートの特定は難しいでしょうが、もちろんスタジオで収録中に、という可能性も否定はできません。スタジオは“密閉空間”ですからね。となると、局内でクラスターが起こるリスクも十分、考えられる」(在京キー局関係者)

 志村には現在、日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」、フジテレビ系「志村でナイト」の冠レギュラー番組がある。

「もちろん師匠の回復を祈っていますが、関係者は気が気じゃないでしょうね」(前出の在京キー局関係者)

 気が気じゃないのは関係者だけじゃない。連続ドラマの撮影現場も“パニック状態”らしい。

 実際、週刊女性(3月31日号)は〈エキストラたちも困惑…50回のマスク着脱命令〉と報じている。これは4月から始まる木村拓哉(47)主演の連ドラ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)の撮影現場の話。

 3月上旬に千葉県内のホテルでロケが行われた際、集められた約50人のエキストラや撮影スタッフは、常にマスクの着用を義務づけられ、体温検査で37・3度以上ある人は強制退去させられたという。まさに厳戒態勢が敷かれているのだ。

「そりゃそうですよ。万が一にでも主役のキムタクに感染したら、シャレになりませんからね。さすがに代役を立てるわけにいかない。ドラマの制作費はキー局のGP帯で1話2000万円ぐらいで、キムタクなら、その2倍以上でもおかしくない。主役が感染してドラマの撮影がストップなんてことになったら……」(テレビ誌ライター)

 NHKの大河ドラマになると1話1億円だったりするというから、その影響は計り知れないというわけだ。

「厳戒態勢なのはキムタクの『BG』に限った話ではありません。他の現場もそうです。密閉空間のスタジオでの撮影はピリピリしている。最近は『あそこの現場でスタッフが感染したらしい』なんてあらぬ噂が飛び交う始末。それだけ疑心暗鬼になっているのでしょうが、下手に隠し立てして後から発覚したら、テレビ局はもちろん、出演者までバッシングされかねません。絶対に新型コロナの感染者を出すわけにはいかないのです」(業界関係者)

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