【月組】珠城りょう、涙の退団会見!名古屋公演中止もファンに感謝

 宝塚歌劇団月組トップスター、珠城(たまき)りょうが17日、大阪市内で退団会見を開き、号泣しながら今の思いを打ち明けた。

 入団9年目の2016年9月に龍真咲の後任として月組トップに就任。近年では天海祐希(52)の7年目に次ぐ早さと話題になった逸材は「自分にできる精いっぱいの努力で真摯に舞台と向き合い、がむしゃらに走り続けて参りました」と、重圧と戦った日々を振り返った。

 退団は昨年3月に決意したと明かし「自分が早く退団を発表することよって、これから組を担っていくであろう子が、今まで以上に(引っ張ろうと)思ってくれる期待を込めて決断しました」と説明。退団後の予定は決まっておらず、結婚の可能性には「(指輪が)見えないな~」と左手の甲を見せ、笑わせた。

 新型コロナウイルスの影響で、自身の名古屋・御園座公演をはじめ、宝塚の公演は中止となっている。ファンにメッセージを求められると「こういうご時世ですけど、私の退団を暗い話だと受け取ってほしくない」と力を込め、「どんなにつらい時も、一緒に耐えて、闘ってくれたファンの方がいなかったら、私は今、ここにいないです」と涙ながらに感謝した。

 サヨナラ公演は11月13日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する「桜嵐記(おうらんき)」Dream Chaser」(12月14日まで)。東京宝塚劇場千秋楽の来年2月14日をもって退団する。