今年の顔の横浜流星来年は”何刀流”舞台「巌流島」でどんな武蔵を見せてくれる?

引用元:中日スポーツ

 「Yahoo!検索大賞2019」大賞&俳優部門賞など“今年の顔”に次々と選出されている俳優の横浜流星(23)。ドラマ、映画、CMと大車輪の活躍で大ブレークして迎える注目の来年、舞台「巌流島」で主演、宮本武蔵を演じることが決まった。史上最も有名な決闘のライバル・佐々木小次郎を演じるのは伊藤健太郎(22)。新解釈で描く大型アクション時代劇は来年7月末に東京で開幕、大阪、名古屋など全国で上演される(詳細は後日発表)。

 「これまでたくさんの方々が宮本武蔵を演じていて、プレッシャーを感じていますが、僕にしか演じることができない宮本武蔵を演じます」

 横浜は自信のひと言。これが素直に聞こえるのは、この1年の成長力を目の当たりにしたからだ。何事にも常に謙虚に取り組む心掛けは、幼い頃から始め、世界一にもなった空手が養った。そして、勝負と見るや、自分を信じて攻勢に転じる姿勢もまた。いまが勝負時、だが気負いはない。

 吉川英治さんが小説で描き、国民的ヒーローに造形した宮本武蔵。片岡千恵蔵をはじめ、三船敏郎、萬屋錦之介、市川海老蔵、木村拓哉ら、その時代のスーパースターが演じてきた。横浜がその列に並ぶ。いまの勢い、成長ぶりなら納得だ。主演はもちろん、舞台も2017年「BIOHAZARD THE Experience」以来となるが、「3年ぶりに舞台に立つことができ、幸せです。とても楽しみで、今からワクワクしています」。開演までにどれほどの進化を見せてくれるのか、ファンならずとも期待しかない。

 武蔵と小次郎、宿命のライバルが運命の糸に結ばれて巌流島で世紀の対決―。圧倒的迫力の大立ち回り、人間ドラマが織りなす決闘の真実と、オリジナル脚本(マキノノゾミ作)の見どころ満載だが、何と言っても注目はテレビでも見せる横浜の身体能力。二刀をどう扱うのか。小次郎役の伊藤も初共演へ「殺陣を舞台でやるのは初めてで、今からワクワクしています」と意気込む。

 「今年の顔」は約束した。「キャスト、スタッフともに力を合わせて、圧巻の『巌流島の戦い』を責任を持ってお届けしますので、ご期待ください」