“今年の顔”横浜流星が伝説の剣豪に!舞台「巌流島」で宮本武蔵役

 俳優、横浜流星(23)が来年7月末に開幕する「巌流島」で3年ぶりに舞台主演を務めることが8日、分かった。巌流島の戦いを新解釈で描く大型アクション時代劇で、名優たちが演じてきた宮本武蔵役に挑む。極真空手で世界一に輝くなど抜群の運動神経を誇り、佐々木小次郎役の伊藤健太郎(22)と迫真の殺陣を披露する“今年の顔”は「僕にしか演じることのできない宮本武蔵を演じます」と腕をぶしている。

 今年最もブレークした若手注目株が、2020年に“新たな顔”を見せる。

 同作は、宿命の対決として知られる武蔵と小次郎の巌流島の戦いに焦点を当てた物語。「魔界転生」など時代ものの舞台に敏腕を振るうマキノノゾミ氏が壮大なアクション大作としてゼロから脚本を書き上げ、「アニー」など人気作を世に放つ山田和也氏が演出を担当。7月末の東京公演を皮切りに大阪、名古屋、福岡などで上演される。

 この注目作の主演に選ばれたのが、役者として成長著しい横浜だ。

 1月期のTBS系「初めて恋をした日に読む話」で演じたピンク髪の男子高校生役でブレークし、日本テレビ系「あなたの番です-反撃編-」で人気を不動のものに。雑誌「日経トレンディ」が選ぶ「今年の顔」に選出されたほか、「Yahoo!検索大賞2019」で大賞&俳優部門賞の2冠を獲得するなど数々の賞を受賞し、まさしく“今年の顔”だ。

 中学3年のときに極真空手の世界大会で優勝した経験を持つなど身体能力が高く、製作側は「抜群の体のキレ、アクション能力の高さが武蔵にふさわしい」と起用。8月の日テレ系「アナザースカイII」では憧れのアクションスター、ブルース・リーの故郷である香港を訪れ、大好きなアクションへの思い熱く語っていただけに、目標の一つがかなった形だ。

 3年ぶりの舞台で剣豪を体現する横浜は「今からワクワクしています」と武者震い。武蔵役は過去に三船敏郎さん、中村錦之助さんら偉大な先輩が演じただけに「プレッシャーを感じていますが、僕にしか演じることのできない宮本武蔵を演じます」と気合十分だ。

 小次郎役の伊藤とは初共演で「殺陣は信頼関係がとても大事。一緒に稽古で切磋琢磨して、良い関係を築いていきたい」と期待し、「力を合わせて圧巻の巌流島の戦いを責任をもってお届けします」と約束。繊細かつ華のある演技で、令和の新しい宮本武蔵像を作る。