シム・ウンギョン、最優秀主演女優賞に号泣 松坂桃李は男優賞で「新聞記者」3冠…日本アカデミー賞

引用元:スポーツ報知
シム・ウンギョン、最優秀主演女優賞に号泣 松坂桃李は男優賞で「新聞記者」3冠…日本アカデミー賞

 「第43回日本アカデミー賞」授賞式が6日、都内で行われ、最優秀作品賞には藤井道人監督(33)の「新聞記者」が選ばれた。主演していた女優のシム・ウンギョン(25)と俳優の松坂桃李(31)がそれぞれ最優秀主演女優賞、最優秀主演男優賞を受賞、主要3部門に輝いた。最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞には「キングダム」出演の吉沢亮(26)と長澤まさみ(32)が獲得した。

 「新聞記者」は若き新聞記者とエリート官僚の対抗と葛藤をオリジナルストーリーで描き出した。まさかの受賞にシムは「全然準備をしていませんでした。ごめんなさい。本当にありがとうございます」と涙を流し、言葉を詰まらせながら感謝。最優秀主演男優賞に輝いた松坂に対し「本当に本当にありがとうございました。これからも頑張って活動します。本当に今日はありがとうございます」と喜んだ。

 これに松坂は「ウンギョンさんと一緒にお芝居をすることができて最後まで駆け抜けることができました」と笑顔。藤井道人監督(33)は「本当に、本当にうれしいしか言えないんですけど、本当にもっともっとたくさんのスタッフとみんなと力を合わせてこの映画を作ったので、早くみんなに報告したい」と喜んだ。

 2004年の「世界の中心で、愛をさけぶ」以来、2度目の受賞に長澤は「その時はまだ何もよく分かっていなかったんですが、年を重ねるごとにこの仕事の魅力を感じて、自分にできることは何だろうということを考えながら日々仕事と向き合ってきました」と喜びを実感。「まだまだこの先自分がどうなるかというのは自分も見えていないし、まだ会ったことのない自分を目指してこれからも励んでいきたい」と意気込んだ。

 授賞式は無観客で行われ、チケットを購入した一般観客の観覧を取りやめ、縮小開催。授賞式後のパーティーやディナーも中止された。 報知新聞社