XIIXが1月22日(水)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。この日リリースのファーストアルバム『White White』にちなみ、番組テーマ『君はいま何色?』について、パーソナリティのとーやま校長とともにリスナー(17歳女性)の話を聞きました。とーやま校長:本日の授業テーマは、『君はいま何色?』。いまの状態とか気持ちとかを、色で表してほしいと思っています。ちなみに須藤先生は、斎藤先生は何色だと思いますか?
須藤優(Ba.):そうですね……赤?
斎藤宏介(Vo./Gt.):赤?!
とーやま校長:なぜですか?
須藤:バラとか似合いそうじゃないですか?(笑)。
斎藤:それはどうなんですか?! どっちにとればいいんだ?(笑)。
とーやま校長:バラを持っているイメージ?
須藤:バラのお風呂に入っているイメージですね。
とーやま校長:たしかに入ってそう(笑)。
斎藤:いやいやいやいや!
とーやま校長:その後は真紅のバスローブを羽織って……(笑)。
斎藤:今、バスタブにビールの缶が積んでありますからね。正反対!
須藤:真逆だね(笑)。――リスナーと電話対談『いま何色?』
とーやま校長:まずは聞いてみましょうか? いま、何色?
リスナー:夕方と夜の狭間の空の色のような気持ちです。
とーやま校長:うん。ロマンチックな感じもするし、綺麗な色なのかなと思うけど……これは、自分にとってどういう色なの?
リスナー:半分は明るい感じで、もう半分は夜に沈んでいくような……あまり明るい気持ちじゃない……色です。
とーやま校長:それは、具体的に何かがあっての、この色ってことだよね? それは聞いてもいいの?
リスナー:はい。受験生で先日センター試験を受けたんですけど、自己採点をしてみたら英語が過去最低点だったんです。今まで悩みながら進路を決めてきたんですけど、あまり上手くいかなくて。このまま今行ける大学に進むか、浪人生としてあと1年頑張るかで悩んでいます。
とーやま校長:うん。
リスナー:どちらを選んでも後悔する気がして決断できないでいるんですけど……皆さんは何か決断をするときに、何を大事にするのかをアドバイスいただきたくて……。
とーやま校長:だから、夕方と夜の狭間の空の色なんだね。どっちつかずで……。
リスナー:はい。半分にいるような感じです。
とーやま校長:まずはセンターお疲れ様。よくやったと思うよ。でも今は、その先の話だけど……お2人はいかがですか? 人生の中で、何度かは決断することがありましたよね。
斎藤:難しいな……人の人生だから、そんな簡単に言えないですけど。でも決断した時点で成功か失敗かというよりも、もっとその先に成功にしているか、というタイミングが来る気がしていて。うん……例えば須藤君なんて、今日34歳でメジャーデビューしたんですよ。
須藤:そう、僕は小6からベースをやっているんですけど……中1のころには「夢はメジャーデビューだ!」って思っていたんです。でもなかなかうまくいかなくて、バンドもやってきたけど、「このバンドを続けていいのか」という決断の連続でした。結果、すごく遠回りしたけど、34歳で初めてメジャーデビューして、今振り返ってみると「全部、繋がってたんだな」ってすごく思うんです。
リスナー:はい。
須藤:どれも間違ってなかったし。
斎藤:そうだね。その最中にいるときは、めちゃくちゃ落ち込んだり「失敗した」って思うけど、心に余裕が出たときに何かしら歩いたり走ったりしてみると、意外と「失敗した」と思っていた時間が役に立ったりもするからね。
須藤:うん。あと、決断するときには、「これを考えていると楽しいな」って思うほうに行くようにしてるかな。そして、「気持ちが上がるほうにいくには、どう頑張ればいいかな?」という決断をしていますね。
斎藤:そうだね~。やるべきことは見えているのに、一番ブレーキをかけているのが自分自身だった、ってことがあったような気がしていて。今回のケースで言うと、浪人してもしなくても、ちゃんとそのときに自分にとって大事なことが見えていれば、どっちでも大成功に変えるチャンスはこの先にあるような気はしますけどね。
リスナー:はい。
とーやま校長:この先の未来をどう想像しているかだし、道がいくつかあったとしても、行き着く所はこれから自分が作っていくものだし……ということですよね。
須藤:そうですね。
斎藤:もう少し話してもいいですか? (今回の)アルバムに、ちょうど夕方と夜の狭間の空の色の歌があって……『夕映えに紛れて』という曲があるんですけど、それと繋がって『曙空をみつけて』という曲があって、それをぜひ歌詞カードを読みながら順番に聴いてもらえます? 僕の思っていることの全てが詰まっているので、聴いてみてください。
リスナー:はい。
とーやま校長:お2人の話を聞いて、心の中にどんなものがある?
リスナー:今はすごくギリギリで目の前のことしか考えられなかったんですけど、自分がどっちを決断してもその先のことを一番に見据えてやっていくのが大事だな、って感じました。
須藤:失敗も成功も全部、なんだろう……どれもないっていうか。結果しか残らないというか。まっすぐ進んでいけば勝手に道はできていくし、だったら自分が楽しいと思うほう、心が湧き踊るほうを選択していったらいいかなと思います。
リスナー:はい。ありがとうございます!
人生の決断を迫られたとき……XIIXが選ぶ道は?
引用元:TOKYO FM+