菅田将暉が金髪熱唱!初出場も「色抜いた。白組だしいいかなと」/紅白リハ

 大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(後7・15)のリハーサルが30日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。3日目は初出場の俳優、菅田将暉(26)が前日に続き人気曲「まちがいさがし」を熱唱。オールアップした金髪姿で報道陣の前に登場し、「エンジンがかかってきたら、終わっちゃった」と大物ぶりを発揮した。ノーミス宣言した紅組司会の女優、綾瀬はるか(34)は紅白両軍を「どちらともども」と表現し、爆笑をさらった。

 前日のリハーサルでは黒のニット帽を被っていた菅田が、金髪ボンバーヘッドで気合を見せた。

 約30人のオーケストラによる生演奏をバックにヒット曲「まちがいさがし」を披露。代表曲となったバラードを情感豊かに歌い、歌唱後の笑顔が充実感を物語っていた。

 「だんだんエンジンがかかってきたら、もう終わっちゃった。本番は最初からエンジンをかけなきゃ」とこの日は“不完全燃焼”。額全開の金髪については「(15日まで)舞台をしていたので見た目を変えて(色を)抜いた。白組だしいいかなと。お披露目なので顔を見せた」と照れた。

 リハでは自身の前にSuperflyが歌唱しており、「ライブを見ているみたい」と興奮。

 出演者が勢ぞろいしたエンディングリハについては「野鳥の会が特殊部隊みたいでかっこいい! 五木ひろしさんが『白組負けた』と言っていたけど、勝ったので間違っていた。癒やされました」と初めてづくしの経験に心を躍らせていた。

 「まちがいさがし」の作詞作曲とプロデュースを担当するシンガー・ソングライター、米津玄師(28)の話題に「リハーサルに1回来て、『楽しみにしてるわ』と言ってくれた」と感謝。

 2日続けて安定感抜群の声を響かせ、「僕だけは米津玄師が歌う(デモテープの)『まちがいさがし』を聴いて、それに近づけるように練習した」と最高の“教科書”で学び、歌手としての成長を見せつけた。

 俳優、歌手に大忙しだった今年を漢字一文字で「命」と答え、「命をかけた一年」と回想した。

 紅白リハを終えた約5時間後には、第61回日本レコード大賞の最終審査会で特別賞を受賞。同曲を熱唱後に感極まり、うつむいて涙を堪える場面も。大みそかの大舞台でも魂のステージを全国に届け、俳優デビュー10周年イヤーを締めくくる。