NHK 経理の不正処理で仙台放送局の職員を懲戒処分「あるまじき行為であり、残念」

NHK 経理の不正処理で仙台放送局の職員を懲戒処分「あるまじき行為であり、残念」

 NHKは23日、会見を行い、職員の懲戒処分を発表。43歳男性で仙台放送局の企画総務部職員が、経理の不正処理をしたことが発覚し、懲戒免職とした。

 藤岡隆之リスク管理室長が経緯を報告。「今年5月から12月にかけて外部業者などへの架空の支払いデータを入力して13件の不正な経費処理を行い、自分の口座に振り込ませる方法で54万750円を着服していた」と話した。

 また、不正を行った職員は9月から現在まで休職中で、既に全額を弁済。ギャンブルや生活費に使っていたと説明された。

 これを受け黄木紀之理事は「受信料をいただいているNHKとしてあるまじき行為であり、残念。改めて職員の意識改革に不断に努めていきたい」とコメントした。

 この件で上司6人を減給、けん責、訓告などの処分とし、会長が報酬の30%、担当役員が20%を1カ月自主返納することも発表された。