これはいろんな意味で豪華すぎる。
毎年スーパーボウルが違う意味で待ち遠しいスーパーボウル。それは、アメリカのプロアメリカンフットボールリーグ”NFL”の優勝決定戦。フットボールの試合に限らず、ド派手なハーフタイムショーや手の込んだコマーシャルも例年大きな注目を集めることで有名です。
スーパーボウル用のテレビコマーシャルの放映権はなんと数億円にも及ぶんだとか。それもそのはず。アメリカ全土でのスーパーボウルの視聴率は非常に高いため、企業も全力で自社のコマーシャルを制作します。視聴者の中には、毎年最新映画の予告編を心待ちにしている人も多いはず。
そんな先日開催されたばかりのスーパーボウル2020ですが、今回のテレビコマーシャルもなかなか豪華なものでした。その中のひとつとして注目を浴びたのが「マウンテンデュー」のコマーシャルです。
“Here’s Mountain Dew Zero Sugar!”斧を片手に部屋をさまよう人物。映画『シャイニング』の主人公を演じたジャック・ニコルソン、かと思いきや、よく見ると『ブレイキング・バッド』で主人公ウォルター・ホワイトを演じたブライアン・クランストンです。ドアの前に立った時には思わず、「I am the one who knocks(ドアをノックするのは、この私だ)!」来る?ってすこし期待しちゃいましたが、もちろん違いました。
斧でドアをぶち破り、ドアの隙間から覗いた先には、ナイフの代わりにブラシを振り回す女性。さっきまで悲鳴を上げていた女性も「喉乾いた」とあっさりマウンテンデューを受け取り、ブライアンもニコニコしながら満足そうな様子。ほんと見てるこっちまでもが終始ニヤニヤしてしまうシャイニング愛が溢れたコマーシャルでした。
エレベーターから流れてくる真っ赤な血のシーンも、マウンテンデュー色の薄緑となるとここまで怖くないのかって逆に安心しましたね。ここまで忠実にセットもカメラワークも徹底して作り上げたマウンテンデューによるCMには、謎の本気度を感じます。
あっ、ちなみに最後にチラッと映る双子もよく見たらどちらもブライアン・クランストンでしたよ。
ノーカット版はこちらからどうぞ。 はらいさん
「マウンテンデュー」のCMが最高に愛おしい。だから毎年スーパーボウルが待ち遠しいのよ。
引用元:ギズモード・ジャパン