ドリカム、12年ぶり国立に帰還…吉田美和「皆さんは国立のオープニングベイビーズです」

引用元:スポーツ報知
ドリカム、12年ぶり国立に帰還…吉田美和「皆さんは国立のオープニングベイビーズです」

 国立競技場(新国立)で21日に行われたオープニングセレモニーでは、嵐とともに人気ユニット「DREAMS COME TRUE」が登場した。07年に同所でSMAPに続く史上2組目の“国立ライブ”を行った2人が新スタジアムを沸かせた。またサプライズゲストとして人気デュオ「ゆず」が登場。04年アテネ五輪のNHK中継テーマ曲「栄光の架橋」の大合唱でフィナーレを飾った。

 先陣を切って新国立で初めて歌声を響かせたのは、ドリカムだ。吉田美和(54)は「今日は短い間だけど、みんなと喜びを分かち合いに来ました。勝手なんですが、皆さんは国立のオープニングベイビーズです」と6万人の歓声をあおった。「決戦は金曜日」に続いて、スポーツの新聖地で04年サッカー欧州選手権のTBS系中継テーマ曲「OLA!VITORIA!」を披露した。

 「何度でも」を含めて3曲。パフォーマンスを終えた後、中村正人(61)は「新しく生まれ変わった国立競技場。光栄。とにかくエキサイティング。その一言」と興奮を抑え切れなかった。

 今回、嵐とともに国立にゆかりのあるアーティストとして出演が決まった。07年に、4年に1度のリクエスト曲ライブツアー「ドリカムワンダーランド」の最終公演で“国立ライブ”を行った。SMAPに続く史上2組目だった。五輪と同じく4年に1度に行う自分たちにとっての“祭典”。ミュージシャンとして初めて聖火台に火をともす演出も取り入れて話題となった。

 今年はデビュー30周年と同時に「4年に1度」のリクエスト曲ライブツアーが重なる特別なタイミングになった。7月から全国各地で「史上最強の移動遊園地」と銘打った「―ワンダーランド」を敢行してきた。中村は「歴史的な一日が、皆さんにとって忘れられない一日の積み重ねになるように」。2人にとっても最高の年末のひとときとなったに違いない。 報知新聞社