【報知映画賞】新海誠監督「戻ってこられてうれしい」醍醐虎汰朗&森七菜、次回作も出演熱望

引用元:スポーツ報知
【報知映画賞】新海誠監督「戻ってこられてうれしい」醍醐虎汰朗&森七菜、次回作も出演熱望

 新海誠監督(46)が報知映画賞に帰ってきた。「君の名は。」が社会現象化した16年はアニメ作品賞がなく、やむなく特別賞に。翌年からアニメ作品賞が設置されることとなった。「『君の名は。』がきっかけで作っていただけた賞。戻ってくることができてうれしい。アニメ映画を実写映画と同等に評価していただけて誇りに思います」と胸を張った。

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 配信サービスやSNSの隆盛など、さまざまなインターフェースが進化するなかでなお、新海監督は映画の引力を信じている。「触っているだけで快感があるもの、映画より面白いものがたくさんある世の中で、たまにはこっちのほうが面白いかも、と映画館に足を運んでもらえるものを作りたい」と語った。

 花束ゲストには主人公・森嶋帆高の声を担当した醍醐虎汰朗(19)、ヒロイン・天野陽菜の声を演じた森七菜(18)が登壇。醍醐が「『天気の子』と出会って見える景色が変わった」と話すと、森も「新海監督に新しい世界を見せていただきました」と感謝した。

 初々しい10代コンビに、新海監督は「やっぱり僕は2人の声が好きなんだなあと思いました」と改めて聞きほれた様子。「天気の子」には「君の名は。」の主要キャストが“友情出演”しているが「次回作に2人の出演の可能性は?」と問われると、新海監督は「2人はその気があるみたいです」とニヤリ。醍醐が「アベンジャーズみたいな感じの…」と夢を語ると、森は「『天気の子2』で!」と意欲。近い将来、新たな作品で再び顔を合わせることを誓った。(宮路 美穂)

 ◆新海 誠(しんかい・まこと)1973年2月9日、長野県生まれ。46歳。95年、中大卒業後、ゲーム開発会社に勤務。退社後の2002年、短編アニメ「ほしのこえ」を個人で製作。07年の短編連作「秒速5センチメートル」はアジアパシフィック映画祭最優秀アニメ賞などを受賞。16年「君の名は。」で社会現象を起こし、第40回日本アカデミー賞最優秀脚本賞など賞レースを総なめにした。

報知新聞社