『テセウスの船』まさかの黒幕に衝撃&現代の佐野家の姿に「やられた」「最高」の声

『テセウスの船』まさかの黒幕に衝撃&現代の佐野家の姿に「やられた」「最高」の声

 俳優の竹内涼真が主演を務めるドラマ『テセウスの船』(TBS系/毎週日曜21時)の最終話が22日に放送。視聴者からは、とうとう姿を表した黒幕に衝撃を受けた声と、ラストで描かれた現代の佐野家の姿に驚きの声が殺到した。(以下、ネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください)

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  本作は、平成元年に警察官の父親・佐野文吾(鈴木亮平)が起こした殺人事件により世間からずっと後ろ指をさされ、身を隠すように生きてきた主人公・田村心(竹内)が、あるきっかけでその事件当時にタイムスリップし、事件の真相を追うミステリー作品。予想を超える展開と感動を呼ぶ家族愛が“泣けるミステリー”として評判を呼び、ネットでは黒幕探しも過熱するなど話題となっていた。

 最終話では、逮捕された佐野文吾(鈴木)は、差し入れされた本を読んでからなぜか一連の容疑を認めて自供する。妻・和子(榮倉奈々)は、文吾の面会に鈴(白鳥玉季)と慎吾(番家天嵩)の描いた絵を差し入れするが、文吾に「俺のことは忘れてくれ。家族の縁も切る」と言われ、文吾のことを信じ切れなくなってしまう。そんな中、意識を失っていた加藤みきお(柴崎楓雅)が目を覚まし、犯行や動機について全て自白したことから文吾は釈放され、再び心(竹内)と文吾による真犯人探しが始まる。

 12年前の駐在日誌から石坂校長(笹野高史)の息子が事件の鍵となる音臼村祭に来ていたことがわかり、2人は校長に話を聞きに行くが、校長は行方をくらましていた。校長の行方を探す心は、犯人から文吾に宛てた手紙を見つける。その手紙には、1人で音臼村の神社に来るように書かれていたが、心はその手紙を文吾に見せず、自分一人で真犯人と対峙する決心を固めて…。

 突然いなくなってしまった心を探し回る文吾は、突然背後から何者かに刺される。「お前だったのか!?」と振り返る文吾の前に立っていたのは、正志(霜降り明星・せいや)だった。文吾を殺人犯にするため自分を殺させようとする正志を止めようと、心が間に入ると、心の胸にナイフが刺さり心は死んでしまう。

 そしてラストは現代、そこには幸せそうな佐野家の姿が…。心が由紀(上野樹里)を家族に紹介するシーンで、老いた文吾と和子、そして大人になった鈴(貫地谷しほり)と一緒に慎吾役で登場したのはハライチ・澤部佑。

 放送後、SNS上では大きな盛り上がりをみせ、ツイッターで「テセウスの船」が世界トレンド1位に。まさかの黒幕がせいや演じる正志だったことに「意外すぎる!」「まぁ~惑わされたわ」といった衝撃の声や、せいやの狂気に満ちた迫真の演技に「めっちゃ上手いやん!」「狂気に溢れすぎて怖かった」と称賛するコメントが集まった。

 また、ハッピーエンドとなった現代の佐野家の姿には、「佐野家のみんなが笑顔でいられてよかった」と感動する声のほか、坊主姿だった慎吾の未来が澤部だったことに、「ラストの澤部に全部持ってかれた」「顔面偏差値バカ高い家系でなんで澤部(笑)」驚く声や「澤部…最高のキャスティング!」「最後の最後にちょっと出るだけで全視聴者に衝撃と笑いを与える澤部が最大の黒幕」といった声が集まり、ネット上で盛り上がりを見せた。