【月組】トップスター・珠城りょう、号泣退団会見「がむしゃらに走り続けて参りました」

【月組】トップスター・珠城りょう、号泣退団会見「がむしゃらに走り続けて参りました」

 来年2月14日付で退団する宝塚歌劇団月組トップスター、珠城(たまき)りょうが17日、大阪市内で退団会見を開き、号泣しながら今の思いを打ち明けた。

 昨年3月、宮本武蔵を演じた「夢現無双(むげんむそう)」の時期に退団を決意。「自分が早く退団を発表することよって、これから組を担っていくであろう子が『これから引っ張っていかなきゃいけないんだ』と今まで以上に思ってくれる期待を込めて決断しました」と述べた。

 愛知県出身。2008年3月に「ME AND MY GIRL」で初舞台を踏むと、16年9月に龍真咲の後任として月組トップスターに就任。入団9年目でのトップ就任は、近年では天海祐希(52)の7年目に次ぐ早さ。

 「私が持っているものはここにあるものしかない。自分にできる精いっぱいの努力と真摯(しんし)に舞台と向き合い、がむしゃらに走り続けて参りました」と悩み、苦しんだ時期を振り返った。

 記者から結婚の可能性について聞かれると、「(指輪が)見えないな-」と左手の甲を見せ、笑わせた。

 サヨナラ公演は11月13日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する「桜嵐記(おうらんき)」Dream Chaser」(12月14日まで)。東京宝塚劇場千秋楽の2月14日で退団となる。