93歳のエリザベス女王も。ロイヤルファミリーはパンデミックでも公務は続行予定

引用元:ELLEgirl
93歳のエリザベス女王も。ロイヤルファミリーはパンデミックでも公務は続行予定

今月はじめに初めてアイルランドを公式訪問した際、新型コロナウイルスについてのちょっとしたジョークを飛ばしていたウィリアム王子。アイルランドの救急車サービスで働く救急医療隊員と対面した王子は、「今は『コロナウイルスに感染したから自分は死んでしまう』と心配されている方が多いでしょうし、あなたたちは『いいえ、ただ咳が出ているだけですよ』と応対する場面も多いでしょうね」と話した。

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また王子はその時、中国や韓国、イラン、イタリア以外にも広がり始めていた新型コロナウイルスについて、メディアが過剰反応しているのではないかとの質問も投げかけ、「新型コロナウイルスに関してはメディアが過熱気味に報道しているため、人々の間で不安が広がっていると思いませんか?」と尋ねている。

そのわずか1週間後、WHOはCOVID-19の流行状況を公式に「パンデミック」だと宣言。イギリスでは590人が新型コロナウイルスに感染し、そのうち8人が死亡している。

最近の状況を鑑みて、新型コロナウイルスに対するイギリス王室の表面的な懸念はほんの少しだけ変わったようだ。しかし、軽率な発言をすることはやめたものの、イギリス王室の公務は通常通りに実施されるという。 93歳のエリザベス女王も。ロイヤルファミリーはパンデミックでも公務は続行予定 Courtesy of Department of Health and Social Care via Twitter ヨーロッパの他の国では、COVID-19の感染拡大を防ぐために強力な対策を講じている。例えばデンマークのマルグレーテ女王は自身の80歳の誕生日を祝うイベントを中止し、ノルウェーのハラルド国王&ソニア王妃はヨルダンから帰国した後、自主待機を実施している。

また、スペインのレティシア女王&フィリペ6世国王は、コロナウイルスの検査で陽性反応が出た政府職員と濃厚接触したことを受け、現地時間の3月12日にCOVID-19の検査を受けたという。『エクスプレス』紙によると「結果はまもなく公開される予定」だそう。

イギリス王室は依然としてこの事態を静観しており、公務も通常通り実施中。イベントへの出席や公務をまだ公式にはキャンセルしておらず、昨夜ロンドンで開催されたチャールズ皇太子のチャリティ財団「ザ・プリンスズ・トラスト(The Prince’s Trust)」による大規模な晩餐会でさえ中止になっていない。アン王女も現地時間3月13日に開催される数万人規模の競馬イベント「チェルトナム・フェスティバル」に出席する予定となっている。

チャールズ皇太子はつい最近になって握手を控えるようになり、その代わりに軽いお辞儀と胸の前で手のひらを合わせる「ナマステ」のジェスチャーを取るようになったが、王室は濃厚接触が避けられない勲章叙任式も続けている。

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