今泉佑唯、主演舞台「あずみ」開幕延期も稽古公開…演出の岡村俊一氏「希望を持って準備」

引用元:スポーツ報知
今泉佑唯、主演舞台「あずみ」開幕延期も稽古公開…演出の岡村俊一氏「希望を持って準備」

 元欅坂46の今泉佑唯(21)が主演する舞台「あずみ~戦国編~」の稽古が14日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで公開された。当初はこの日夜に開幕する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で20日に延期となった。稽古後に演出の岡村俊一氏が、スポーツ報知などの取材に応じ「希望を持って20日に向けて準備を進めたい」と語った。

 一部の報道陣向けに行われた公開稽古。入り口には次亜塩素酸水のミストが降り注ぐゲートが設置された。開幕延期が決まったのは前日の13日午後4時。岡村氏は「みんな覚悟はしていました。誰が悪いわけでもないので」と受け止める一方、終息が見えない状況の中で「(舞台は)本当に不要なものなのかと思う。果たして人が愛するもの、信じるものが不要なら、我々にとって何が有用なのか」とイベント自粛の流れに疑問も投げかけた。

 先月26日、政府が全国的なスポーツや文化イベントの実施を巡って今後2週間の開催自粛を呼び掛け、今月10日には「今後おおむね10日間程度の延長を求める」と要請。開催を強行した公演も中止に追い込まれるなど、影響は広がるばかりだ。今公演は感染防止として除菌のほか、公演中をのぞき、休憩時間を含めて搬入口を開放するなどして換気を行い、スタッフとキャストには検温の徹底。またチケットを売り止めの措置で、座席の間隔を空けるなど「出来る限り最大限」の対策を講じているという。

 今作は戦国時代、刺客として生きる少女・あずみの過酷な運命を描いた人気漫画が原作の時代劇。映画版の上戸彩(34)、舞台版の黒木メイサ(31)、川栄李奈(25)に次ぎ、今泉が4代目を務める。岡村氏は、激しい殺陣をこなす今泉の熱演に「あれだけ出来る子はいない。元々才能ある子が、ちょうど当たり役にはまった」と目尻を下げた。稽古は一度中断し、開幕2日前の18日から再開予定という。 報知新聞社