芸能界に新型コロナ脅威 Perfume苦渋の直前発表に賛否も

引用元:THE PAGE
芸能界に新型コロナ脅威 Perfume苦渋の直前発表に賛否も

 新型コロナウイルス感染拡大の脅威は芸能界も直撃している。26日、政府が文化団体にイベントや公演の中止を要請すると、さまざまなライブやイベントの中止や延期が発表された。この日予定されていたPerfumeの東京ドーム公演、EXILEの京セラドーム大阪公演も異例の当日中止となり、ファンも関係者もショックを受けている。 芸能界に新型コロナ脅威 Perfume苦渋の直前発表に賛否も 東京ドーム公演も中止が相次ぐ(2019年撮影:志和浩司)

公演3時間前に中止 ネットには理解の声と失望の声

 公演の約3時間前に中止が発表されたPerfumeの「Perfume 8th Tour 2020 “P Cubed” in Dome」は全国4大ドームツアーの千秋楽でもあり、すでに会場前に多数のファンが待機している状況だった。グッズ販売は16時に終了となったが、それまでに並んでいたファンには対応したという。

 公演の中止を伝える公式ツイッターにはファンからメッセージが寄せられた。「スタッフの皆さんも早く撤収して安全をはかってください」「悔しくて涙が止まらないけれど主催者側も同じだと思う。これからも苦楽を共にしていきたい」といった好意的な声とともに、「中止は仕方ないがもっと早く発表してくれれば交通費も無駄にならずに済んだ」「他のアーティストの中にはもっと前に中止や延期の判断をしているアーティストもいる。ファンを大事にして欲しい」など抗議の声も書き込まれた。

 「東京ドーム公演のような大きな公演には、前もって計画を練って仕事の有給休暇を取得したり、地方から高額な交通機関の切符を買ったり、宿泊施設を予約したりと、時間もコストもかけてきているファンが多くいます。中止を決断する側も自分たちの経済的な損失だけではなく、そうしたお客様の気持ちがわかっているだけに苦渋の決断となります。主催者サイドも紛糾していたと思われますが、中止を決めた以上は誠意を尽くして理解を求めるしかありません」と話すのは、大手芸能事務所の50代男性マネージャー。

 払い戻しについては公式サイトで発表があるという。