松岡修造「一食入魂」くいしん坊1000回も通過点

引用元:日刊スポーツ
松岡修造「一食入魂」くいしん坊1000回も通過点

フジテレビのグルメ番組「くいしん坊!万才」(日曜午前11時45分)のMCを務める、タレント松岡修造(52)が8日の放送で、出演1000回目を迎える。

【写真】松岡修造さん

1975年(昭50)6月に放送開始以来、その土地の人たちと触れ合いながら、日本各地のご当地グルメを伝える番組。松岡はプロテニスプレーヤー現役引退後の00年1月から出演している。

1000回目の放送では、横須賀市長井漁協で、その希少性から「幻の魚」とも呼ばれるベニアコウを食べる。深海1000メートル前後に生息している深海魚で、1キロ成長するのに約10年もかかると言われており、漁師でも食べたことがない人がいるほどの高級魚だ。

松岡は「若い時からプロテニスプレーヤーとして海外にいることが多かったから、実は日本のことをよく知らなかった。その頃から、いつか日本中を旅してみたいという気持ちがありました。番組からオファーがあったとき、これは願ってもないこと、自分がやるべき仕事だと思いました。いつか日本中を旅したいという最初にやりたかったことが今まさに出来ている」と話している。

1000回出演については「訪れた土地の人たちとの出会い1つ1つに真剣勝負で向き合っています。その出会いは、僕にとってウィンブルドンの1戦1戦と同じ。“1球入魂”の気持ちを“一食入魂”として持ち続けている。正直なところ、回数を重ねたからといってうれしさはそれほど感じていません。1000回がゴールではないですから、達成感という気持ちはありません。まだ通過点にしか過ぎないです。『くいしん坊!-』らしさというものは、食を通してその土地の人、そして文化を知ること、感じることだと思います。今までには1000回の出会いがあったということですし、その土地の人をより近く、濃く、深く感じることで、まさにそこに住んでいるような気持ちになる。しかも47都道府県を回りきったことを考えると『俺はニッポンだ!』と思う」と番組への思いを明かしている。