アニメ『キングダム』3期まであと1ヶ月 制作陣のことば

引用元:オリコン
アニメ『キングダム』3期まであと1ヶ月 制作陣のことば

 NHK総合で放送開始予定のアニメ『キングダム』(4月5日スタート、毎週日曜 深0:15)のメインビジュアル2枚と、原作・監修を手掛ける原泰久氏、監督の今泉賢一氏、キャラクターデザインの阿部恒氏のコメントが公開された。

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 原作は、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中の同名漫画。春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信(CV:森田成一)と、後の始皇帝となる若き王・嬴政(えいせい)(CV:福山潤)の活躍を描いた中華戦国大河ロマン。テレビアニメ第1シリーズはNHK・BSプレミアムで2012年6月から13年2月に、第2シリーズは13年6月から14年3月まで放送された。昨年4月に公開された実写映画も大ヒットした。

 4月5日から放送されるのは、テレビアニメの第3シリーズ。『キングダム』史上最大規模の戦いといわれる合従軍編(がっしょうぐんへん)に突入し、秦国の王都である咸陽(かんよう)へ迫りくる合従軍の猛威に対し、秦国が立ち向かっていくという壮絶なストーリーが描かれる。

 2枚のメインビジュアルに描かれているのは、秦国と合従軍の壮絶な戦いが繰り広げられる主戦地、函谷関を背に対峙する秦国と合従軍の武将たち。秦国のビジュアルでは、信が力強く剣を構え、嬴政、河了貂(CV:釘宮理恵)、王賁(CV:細谷佳正)、蒙恬(CV:野島裕史)らが鋭い視線でこちらを見据えており、合従軍襲来による国家存亡の危機から、国を必ず守るという大きな決意を感じさせる。また、背後には秦国の名だたる武将が集結。麃公(CV:斎藤志郎)や蒙武(CV:楠大典)ら大将軍に加え、騰(CV:加藤亮夫)、桓騎(CV:伊藤健太郎)、王翦(CV:堀内賢雄)といった大将軍級の実力を秘めた彼らが、どのような戦いを魅せるのか、期待が高まる。

 対する合従軍のビジュアルでは、発起人である李牧を中心に、今回の合従軍の総大将を務める楚国宰相の春申君(CV:内田夕夜)や項翼(CV:鈴木達央)・白麗(CV:上村祐翔)、そして、魏の呉鳳明(CV:浪川大輔)、趙の慶舎、燕のオルド(CV:木下浩之)、韓の成恢(CV:鳥海浩輔)らがこちらを睨み据えており、秦国を滅ぼすという大きな決意を感じさせる。背後の汗明(CV:田中美央)と媧燐(CV:田中敦子)は、余裕すら感じられるような様とその存在感からは、圧倒的な武力と戦術による攻撃が計り知れないものであることを予感させる。

 李牧らは何故、六国同盟を率いて秦国へ攻め込むのか。信や嬴政ら、秦国は襲い掛かかる合従軍の猛威に対し、国を守ることができるのか。制作陣からコメントは以下のとおり。

■原泰久氏(原作・監修)のコメント
 アニメ『キングダム』新シリーズのスタートまで、約1ヶ月になりました! 先日、アフレコの現場にもお邪魔したのですが、声優さんたちの熱演でブース内はまさに戦場そのものでした(そしてしゃべるオギコに笑った)。

 今回アニメで描かれる「合従軍編」、どの武将も想像以上にスタイリッシュかつ存在感のあるデザインで、これらが戦場で躍動する姿に今から期待感でいっぱいです。そして音楽は、僕が崇拝する『機動戦士ガンダムユニコーン』の澤野弘之さんに引き受けていただきました! 音楽もすごくて、聞くだけで体温が上昇します(毎日聞きながら原稿執筆しています)。

 この音楽とアニメーションの融合を早く観たい! 公開まであと少し。アニメ『キングダム』史上最大の大戦場を想像しながら、もうしばしお待ちいただけましたら幸いです。

■今泉賢一監督のコメント
 原作の中でも最もスケールの大きい「函谷関の攻防戦」のアニメ化ということで、スケールのあまりの大きさに本当に映像化できるのか?と怯みそうになりましたが、スタッフ全員、原作の魅力を映像で表現しようと日々作業に励んでおります。原作漫画のファンの方はもちろん、実写映画で『キングダム』のファンになられた方々にも楽しんでもらえる作品になるよう全スタッフが頑張っております。ぜひともテレビでご覧下さい。

■阿部恒氏(キャラクターデザイン)のコメント
 この度、原先生のご指名に預かり、初参加ながら3期キャラクターデザインを担当させていただくことになりました。「合従軍編」という事で前作以上に多い登場人物(当初リスト上で200体だったとか…)と合戦シーン、さらに原作の持つキャラの質感、密度感を損なわずに、甲冑や装飾、ディテールを如何に再現できるかを追求した作業でした。『キングダム』ならではのスケール感、ダイナミックさを最大限に表現できるように、スタッフ、キャスト一同、日々頑張って作業していますので楽しんでご覧いただければ幸いです。