“トンカツ投稿”で炎上…加藤綾菜が語る加藤茶との出会いから結婚

引用元:TOKYO FM+
“トンカツ投稿”で炎上…加藤綾菜が語る加藤茶との出会いから結婚

本部長・やしろやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」。12月11日(水)の生放送は、タレント・加藤茶さんの妻で、自身もタレントとして活動する加藤綾菜さんがゲストに登場。本記事では、トーク前編の模様を紹介します。加藤綾菜さんは1988年生まれ。広島県出身。2011年、23歳のときに加藤茶さんと45歳差の年の差婚で結ばれ、今年で結婚9年目。スカイロケットカンパニーは初登場です。

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やしろ:23歳のときに45歳差ということは、加藤さんがこのときに68歳。

加藤:68歳です。出会ったのが、カトちゃんが66歳で私が21ぐらいのときですね。

やしろ:カトちゃんって呼ぶんですか? やっぱり。

加藤:私は“チーターン”って呼んでます。

やしろ:なるほど。プライベートではね。仕事では分かりやすく使い分けていただいて。ヤボなことを聞いてしまいました。大変失礼しました。

(中略)

やしろ:結婚当初は“45歳差婚”ということ、加藤茶さんが若い頃から芸能界で活躍されていて“お金を持ってるだろう”という、僕たち世間一般のイメージがあるなかで、綾菜さんは“財産狙いなのではないか”という声を。

加藤:そう。それが1番多かったです。“財産狙い”と“保険金狙い”っていうのが、もう何十万件って数えられないぐらいの。SNSと、主人の事務所とかいろんなところに。

やしろ:手紙とかもですか?

加藤:手紙とかも来て、それを合わせたら、多分もう10万件ぐらい。すごかったです、本当に。

やしろ:手紙の人って、紙用意して……。

加藤:めっちゃ達筆だったんですよ。

やしろ:そこまで時間をかけて、何を伝えたいんですか?

加藤:「私のカトちゃんをとらないで」っていう。

やしろ:なるほど。なるほど。あ、加藤茶さんの大ファンだから。

加藤:そうですね。そういう方や“カトちゃんを殺そうとしてるんじゃないか”とか心配の手紙やメッセージがすごい多くて。1番ヒドかったのは、家まで来られたり、家に来て私の自転車をバットでボコボコにされたりとか。

やしろ:もう犯罪じゃないですか、ただの。

加藤:そうなんですよ。それがエスカレートして、はじめは“気にしないでいいや”って放っておいたんですよ、そのクレームを。そしたらエスカレートしすぎて、その“バットでボコボコ事件”があって。その自転車、ペンキも塗られてたので、ペンキを自分で拭いて、またその自転車乗ってたんですよ。多分それを見てたのか、次はその自転車を木に吊るしてあったり、ポスト荒らされたり、玄関にペンキ撒かれたりとか……。

やしろ:アメリカのホラー映画じゃないですか。もう“木に自転車吊るされてる”って。

加藤:そうなんですよ。それで5回引っ越したんです。今は全くないんですけど、その当時はそのぐらい認めてもらえなかったっていう感じですね。

やしろ:怖くなかったですか? 生活することすらも。

加藤:怖かったです。その自転車の事件があって、怖くなりました。それまではネットのなかだけなので“直接”ってことはなかったんですけど。

やしろ:僕レベルでもネットで誹謗中傷されたりとか、直接リプ飛ばされたら、もう本当にその日イヤな気持ちになることもありますし、それの比じゃないわけですし。でも何とか我慢できてたわけですね。

加藤:そうですね。カトちゃんに『もう我慢するしかないから忍耐、忍耐』って言われて。で、グッとこらえて、今9年目なんですけど。そしたら少しずつ、中傷していた方が応援してくれるようになって。で、今に至るって感じです。

やしろ:逆に言うと、信用を得るのに9年もかかるんだってことなんすかね。

加藤:本当です、はい。

やしろ:一応、聞きますよ。財産目当てではない?

加藤:全然。多分、私の……。

やしろ:ここまで話して俺、最低なこと聞いたね(笑)。

加藤:私の実家のほうが、多分財産あるかな。

やしろ:一応ね、すいません、こういう職業なんでアレですけど。

加藤:はい。大丈夫です、全然。

やしろ:あのーすっごい変な言い方しますよ。すっごい変な言い方しますよ。もう大先輩ですしね、お会いしたこともないから失礼ですし、人に対して失礼なことを言いますけども、この9年の間に、加藤さんが亡くならなくて良かったですね。

加藤:いや、ホントです。

やしろ:今話を聞いてて、2人が本当に愛し合ってるって言っても信じてもらえなくて、結果、病気になってしまいました、亡くなってしまいましたってなったときに、やっぱ言う人は出てくるじゃないですか、また。

加藤:そうなんです。3年目のときに大きな病気をして。それがまた火種になって。でも全然ネットとか見る余裕もなくて、ずっとカトちゃんに付きっきりで病院に寝泊まりしたんですけど、ある日、病院に置いてあった週刊誌を見たら、やっぱりそういう誹謗中傷が書いてあって。

病院にずっといたのでお腹が空いて、近くにファストフードしかなかったんですよ。それで、カトちゃんのリハビリがてら一緒にフライドポテト買いに行こうって言って、カトちゃんを引っ張って歩いてるところを撮られて。“病人の加藤にポテトを食べさせて殺そうとしてる”っていうふうに書かれたんですよ。“何しても言われるんだ”と思って、すごい行動に気をつけて。

やしろ:本当にそれこそね、おんぶしてても“山に捨てに行こうとしてる”とか書かれそうですよね。

加藤:おんぶしてる写真も(ネットに)上がりました。

やしろ:あ、そうなんですか? そのときはどういうふうに書かれるんですか?

加藤:同じような感じです。“姥捨て山”とか。

やしろ:マジで!? いや、シャレで言っただけですよ。マジで!?

加藤:外でちょっとじゃれたのも書かれたりとかしたので、気をつけようと思ってましたね。その当時は。

やしろ:ここにも書いてありますけど、唐揚げとか揚げ物をSNSかなんかに載せたときに“殺そうとしてるんじゃないか”みたいなね。

加藤:そうです。カトちゃんがすっごいトンカツとか揚げ物が好きで。『トンカツ作って欲しい』って言われて、すっごいキレイに揚がったんですよ。カトちゃんがそれをブログに載せてくれたら“トンカツ食べさせて殺そうとしてる”ってすっごい大炎上して。3年前に作ったトンカツ、いまだに言われているので。もうトンカツ食べるのやめようかなっていうぐらい。

やしろ:でも本当に、潮目が変わってきたというか、良かったですね、なんか。

加藤:良かったです、本当に。

やしろ:普通の人だったら耐えられないと思います。

加藤:私は何も変わってないんですよ、カトちゃんも。けど本当に世間が変わってきて。すごい良かったなと思ってます、今は。

やしろ:もちろん加藤さんの支えもあったりとか周りの人、僕らが知らない方々の近くの親族の方の支えもあったと思いますけども、何よりもやっぱ綾菜さんの芯の強さがなかったらこれ無理でしたね、本当に。想像して耐えられる? 俺、どんなに好きでも、ちょっとつらい。

浜崎:つらいですよね、苦しい。

やしろ:なんか“日本人があんまり来ない国に行こう”って言っちゃうかも。“もう、そこで住みたい、2人で”って。“日本なんて大っ嫌い”ってなっちゃうかもしれないっすわ。

加藤:本当ですよね。でもそういうふうに思う時期もありましたけど、でもそれで絆が深まったんですよ、夫婦の。私が叩かれすぎて、カトちゃんが『今まで50何年芸能界やってきて1番傷ついた』って言ってたんですよ。

やしろ:自分が何か言われたり、されたりとかするよりも。

加藤:よりも『綾ちゃんが叩かれて苦しいんでる姿が1番つらい』って言ってくれたので“もう2人で乗り越えよう”ってすっごい絆が深まって。だからある意味、まあ、良かった期間っていうか、2人の絆が深まった期間だなっていうのは思います。

やしろ:そうやって捉えられることが、まずすごいなと思います。

(TOKYO FM「Skyrocket Company」12月11日(水)放送より)