絶対に出る!? 呪われたヨーロッパの幽霊屋敷3

引用元:ELLE ONLINE

この世には、科学の力でも説明できない不可解な事件が数々存在する・・・・・・。これからあげるお屋敷は、忌まわしき噂がある、いわゆる“いわくつき物件”。その家で起きたと言われている恐るべき怪奇現象や心霊体験、ましてや殺人事件のエピソードを知ってしまった後では、霊感がさほど強くないあなたでもゾクゾクするはず。今回はヨーロッパの地からお届け。

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絶対に出る!? 呪われたヨーロッパの幽霊屋敷3


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ブリックリング・ホール@イギリス

夫であったヘンリー8世に離婚された上、兄との近親相姦罪など様々な容疑をかけられて斬首されたアン・ブーリン。悲劇の王妃の幽霊はイギリス中に出没すると噂されていて、有名なのは処刑されたロンドン塔やヘンリー8世と最初に恋に落ちたとされるブーリン家の館ロックフォード・ホール。

しかしナショナル・トラストが認定しているのは、ノーフォークにある彼女の出生の館ブリックリング・ホール。アンが斬首された5月19日になると首なしの御者4人が乗った馬車に乗った首なしのアン(馬車に座っている間は、首を膝に乗せており、降りてからは首を腕に抱えているそう!?)の幽霊が現れ、館の中や庭を歩き回り、夜明けとともに消滅するそう。この館ではまた、アンの父親トーマスの幽霊も目撃されると言われている。


絶対に出る!? 呪われたヨーロッパの幽霊屋敷3


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ブリサック城@フランス

11世紀にアンジュー伯爵が居城とするために建築した城で、15世紀にブリサック公爵がルネッサンス様式に改造したものの、完成前に他界したた目に中世様式の塔が残る風変わりな様式となった城だ。

現在のブリサック公爵と家族がすっかりおなじみになっているのは、デーム・ベルデ(グリーン・レディ)と呼ばれている女性の幽霊。ブリサック公爵に与えられる前の15世紀に、この城で起きた二重殺人事件の被害者シャルロット・デ・フランスの幽霊だと言われている。シャルロットはシャルル7世と愛妾アニエス・ソレルとの間に生まれた私生児で、モンヴリエ伯ジャック・ド・ブリエに嫁いだが、これは、完全なる政略結婚。愛のない結婚にうんざりしたシャルロットが浮気をしたのも仕方なし? 夫の部下だったピエール・ド・ラヴァーンとの関係を知った夫ジャックは激怒し、1477年5月31日の深夜に妻と愛人を斬り殺したといわれている。その際にシャルロットが身につけていたのがグリーンのドレスで、成仏できてないでブリサック城をさまよい歩き、ときには嘆きの声を上げている。そして幽霊を目撃した人は一様に、目と鼻のあたりに大きな穴が空いた骸骨のような顔だったと証言!