なぜかダクトテープで天井から吊るされてゲームを遊んでいる男の写真──その真相が明らかに。当時の仲間と振り返るドキュメンタリー映像が公開決定

なぜかダクトテープで天井から吊るされてゲームを遊んでいる男の写真──その真相が明らかに。当時の仲間と振り返るドキュメンタリー映像が公開決定

 みなが椅子に座りながらPCでゲームをプレイしている中、ひとりだけなぜか「ダクトテープ」でぐるぐる巻きにされ天井から吊るされゲームしている謎の画像を見たことはあるだろうか。

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 海外で「ダクトテープゲーマー」と呼ばれる男性のその写真は、2003年にどこかのLANパーティーで撮影されたものらしいということ以外はわからないものの、衝撃的な光景から英語圏を中心にインターネット上で長らく掲示板やSNSを通じて面白がられてきた。

 そんな謎の写真をテーマにしたドキュメンタリー「Internet Legends: Duct-Taped Gamer」(インターネットの伝説:ダクトテープゲーマー)が、2020年に公開されることとなった。LANパーティーに参加した仲間たちが当時の謎を振り返り、さらにダクトテープゲーマー本人も出演する、本格的な映像作品となっている。

 ダクトテープゲーマーの謎が解き明かされるのは今回が初めてではなく、2017年には海外メディアKotakuのインタビューで、本人であるドリュー・パービス氏へのインタビュー記事が掲載。当時10代の若者だったパービス氏らの悪ノリに近い盛り上がりによって、ダクトテープで宙づりにしゲームをプレイする個性的なスタイルが生みだされた思い出が語られている。

 LANパーティーとは、自分のパソコンを持ち寄ってみんなでゲームを遊ぶ催しのことだが、現在見られるような大規模なゲーマー向けイベントではなく、かつてはガレージなどに仲間が集まる場として機能していた。

 現在はオンライン対戦が当たり前の時代だが、2003年ごろの北米はインターネット環境が万全だったわけではない。「ダクトテープゲーマー」の写真は、そんな古き良き時代の“誰かの家に集まって遊ぶ”の象徴だったとも言えるだろう。

 大人になった現在は時間もなく、みんなで集まることもなくなったとパービス氏はインタビュー記事で少し寂しげに語っていた。しかしこの記事をきっかけに、今回はドキュメンタリー撮影として、ふたたびダクトテープゲーマーを生みだした者たちが集まることになる。

 「Internet Legends: Duct-Taped Gamer」予告編の中では、いまだ語られていない秘密を当事者たちが明そうとするシーンがあり、まだ語られていない真実があるようだ。はたして当時何があったのか。「Internet Legends: Duct-Taped Gamer」は2020年に公開予定となっている。

ライター/古嶋 誉幸 電ファミニコゲーマー: