小島秀夫が英国アカデミー賞で最高の栄誉とされる賞を受賞

引用元:IGN JAPAN
小島秀夫が英国アカデミー賞で最高の栄誉とされる賞を受賞

「メタルギア」や『DEATH STRANDING』の制作者、小島秀夫が、英国アカデミー賞 フェローシップ賞を受賞、2020年4月2日に開催される英国アカデミー賞で授与されることとなった。
フェローシップ賞は英国アカデミー賞が個人に授与する最高栄誉賞で、映画、ゲーム、テレビの分野で多大な貢献をした人物を評価し、讃えるもの。ゲーム業界でこれまでフェローシップ賞を受賞したのは、ティム・シェーファー、ジョン・D・カーマック、ゲイブ・ニューウェル、ピーター・モリニュー、ウィル・ライト、宮本茂。

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この知らせに小島は、「BAFTAフェローシップという貴重な賞をいただき、ありがとうございます。尊敬すべき先人たちに連なる栄誉を噛み締めています。映画でもテレビでもゲームでも、彼らのエンターテインメントへの貢献には深い尊敬の念を抱いています。また、長年にわたって支えてくれた方々にも感謝いたします。この世界をさらに前に進めるために、これからも、誰も見たことのない“遊び”を創造していくつもりです」とコメントしている。
小島のゲーム界で最初の大躍進は、1987年、コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)での『メタルギア』のデザインだった。『メタルギア』はステルスゲームというジャンルの発展に大きく貢献している。その後、『スナッチャー』や『ポリスノーツ』といったかなり映画的な表現を使ったゲームを制作しているが、それは小島が映画好きであるところからきている。
また、「メタルギア」や「ZONE OF THE ENDERS」シリーズからメカに対する情熱もわかる。2015年、小島は30年近く勤めたコナミを離れ、自身のスタジオ、コジマプロダクションを設立し、第1作目『DEATH STRANDING』を制作、昨年リリースしている。

2019年11月、小島はInstagramとTwitterで最もフォロワー数が多いゲームデベロッパーという2つのギネス世界記録を樹立。現在は、コジマプロダクションのチームで次のプロジェクトに取り組んでいる。次のプロジェクトはおそらくゲームだろうが(もしかしたら『DEATH STRANDING 2』かもしれない)、将来的には映画も作りたいと小島は以前発言している。 Chris Priestman