漁師と歌手の二足のわらじ履く川村正幸、親友の死を悼む曲などを熱唱

漁師と歌手の二足のわらじ履く川村正幸、親友の死を悼む曲などを熱唱

 北海道の漁師で歌手としても活躍する川村正幸(66)が24日、東京・中央区のライブハウス銀座TACTでライブを開き、生バンドをバックに今は亡き親友を歌った代表曲「友よ…ありがとう」などを熱唱、太い低音の魅力でファンを喜ばせた。

 高校時代から40年にわたり兄弟のように生きてきた親友が2010年4月、ゴルフ場で突然死。その死を悼んで自ら書いた詩を基にした歌で「身近な人の死は誰にも訪れることですが、私も彼に対する感謝の思いは持ち続けたい」と振り返りつつ、しっとりと歌い上げた。

 川村は知床・斜里町に住み、普段は高級魚キンキを狙いつつ船上が歌の稽古場。オホーツク海に向かって歌っている。1996年5月に「男、オホーツク」「北波止場の店」でデビューした。歌の師匠は舟木一夫(75)の歌った「銭形平次」などを手掛けた作曲家、安藤実親(さねちか)氏(88)。