主演・橋本祥平、見どころの”お風呂シーン”は「稽古場ではハプニングだらけだった」と暴露 舞台『キンプリ』第2弾が幕開け

引用元:デビュー
主演・橋本祥平、見どころの

 舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」が、20日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕。初日公演に先駆けて同日、会見と公開ゲネプロが行われた。

【写真】主人公・一条シン役の橋本祥平

 歌・ダンス・ジャンプなどのパフォーマンスで観客をどれだけ魅了できるかを競うプリズムショーに挑む男子プリズムスタァたちの成長と輝きを描いた、大ヒットアニメシリーズ「KING OF PRISM」を原作とした、舞台『キンプリ』の第2弾公演。2017年11月の第1弾公演「KING OF PRISM -Over the Sunshine!-」以来、 約2年ぶりの舞台化となる本作では、青葉譲がアニメで描きれなかったオリジナルストーリーである、「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」から「KING OF PRISM -Shiny SevenStars-」の間に開催されたストリートデュオ大会「KIDUNA climax」、そして「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」にて開催された大会「PRISM.1」の2つの大会を中心に描かれる。

 また前作同様 、”応援上演”というスタイルをとっており、「芝居パート」「プリズムショー( ライブパート)」ではペンライトや歓声や声援による応援が可能となっている 。今回は前作にも増して、観客の”応援”が求められるストーリーになっており、アニメシリーズで登場した「プリズムアフレコ」が盛り込まれているほか、プリズムショーの最中に観客が一緒に盛り上がれる仕様となっている。

 この日の初日会見には、セプテントリオンの一条シン役:橋本祥平、太刀花ユキノジョウ役:横井翔二郎、香賀美タイガ役:長江崚行 、十王院カケル役:村上喜紀、鷹梁ミナト役:五十嵐雅、西園寺レオ役:星元裕月、涼野ユウ役:廣野凌大、本作より初出演となる如月ルヰ役:横田龍儀、そして脚本・青葉譲が登壇。

 主演の橋本は、「2年ぶりの舞台『キンプリ』ということで、僕たちキャスト・スタッフ一同、今日という日を心より待ちわびておりました」と述べ、「今回改めて思ったのが、僕は今年で27歳になるのですが、2年前のあの一条シンくんの煌めきを思い出すのが大変でした。この2年間でいろいろな作品と触れ合うことで自分なりに成長したと思っているのですが、それがある意味フレッシュ感とかを失っているのでは?と自分を見つめ直す、いい機会だった」と吐露。そして、「今回は芝居パートはもちろん、ライブパートが盛りだくさんです! 精一杯みなさんと一緒に楽しめたらなと思います」とコメント。

 本作からの参加となる横田は、「最初にこの話をいただいたとき、蒼井翔太さんが声優をやられている役ということで、プレッシャーがすごく強くて。蒼井さんは声も高いですし、僕自身は地声が低いので、大丈夫かな?という不安がありました」と打ち明ける。そして、「でも、本当に素敵なカンパニーで、新しく入った僕もすぐに受け入れてくれて…受け入れてくれた?」と横田が周りのキャストに確認すると、長江は「これから次第かな?」とジョーク交じりに返し笑いを誘う。そして改めて横田は「こういう感じですごく温かいメンバーが支えてくれて、今日という日を迎えることができました。なので、今となっては本当に本番を迎えることがすごく楽しみです」と笑顔をみせた。

 横井は「ビジュアル撮影のとき、この2年愛し続けていただけあって、各々がキャラクターのことを心から理解して愛しているんだなっていうのが見えたのが僕は嬉しかった」と明かし、「ショーも盛りだくさんですし、僕らが紡ぐ日常、そして心の飛躍をお客様と一緒に完成させられたらなと思います」と意気込み、長江も「みんな、この2年間にいろんなことを学んで吸収して帰ってきたことで、舞台上での余裕を感じられたり、みんな成長したんだなというのを肌で感じました」と述べ、「劇場版アニメもこの前公開されましたが、『KING OF PRISM』という作品の一端を担う舞台版キャストとして、精一杯この作品のパワーをみなさんに伝えられるよう頑張ります」と宣言。

 「先輩・後輩関係なく”仲間”として向き合ってくれるこの座組が本当に大好き」と語った村上は、「僕たちはこの2年間でたくさんの経験をしてきて、魂をこの劇場に持ってきました。お客様もきっとこの2年で溜まった熱いエネルギーを持ってきてくださると思うので、そのエネルギーに負けないよう、それを受けて昇華させて、煌めきをたくさんのお客様に届けていきたいです」と決意を新たにする。アニメ版でも同役を演じてる五十嵐は、「僕は劇場版アニメから携わらせていただいているので、その時間も含めて最高の時間です。舞台『キンプリ』ならではのライブ感を体感していただきたいです。まだ間に合います! ぜひ煌めきを補充しに来てください!!」とアピール。

 星元は「この座組はみんなで作っているという一体感がすごく強い」と述べ、「キャストだけでなく、スタッフさんも一丸となってプリズムの煌めきを作ろうとしている。そのことへの感謝の想いを改めて今回感じましたし、尊敬するキャストのみなさんと一緒にレオを演じられることが幸せだなと思います」としみじみ。廣野は「普通の作品だと、作品やキャラクターを好きになることから始まりますが、この作品に関しては、好きを通り越して愛に変わった」と明かし、「愛がたくさん溢れている作品なので、その愛をみなさんも全力でハグしに来てください」と呼びかけた。

 アニメ版同様、本作の脚本を手掛ける青葉は、「前回の舞台の打ち上げで、みんなが僕のことを『青葉さん、青葉さん!』ってちやほやしてくれて。この人たちのためにもう1回書かなきゃなと思っていたのですが、かなり空いてしまいまして…」と打ち明けつつ、「きっとみんなやりたかっただろうし、悔しい想いをしていたと思うのですが、ようやくこうして舞台の脚本を書くチャンスがあって。すごく忙しかったのですが、でも、あのときのちやほやされた感じが忘れられなくて、またちやほやされたいと思って書いちゃいました」と笑顔を見せる。そして本作について、「前回やってもらっているので、今回はかなり自由度の高い本を書きました。デュオ大会については完全オリジナルです。自由度が高いということは、僕とキャストさんたちとの戦いでもあるので、どんな戦いを見せてくれるのかと思っていたけど、通し稽古を見たら、完全に僕が負けるくらいみなさんとても素晴らしかったです。見どころは全部です!」と自信をのぞかせた。

 本作の見どころの一つでもある”お風呂シーン”について聞かれると、橋本は「前回、橋本祥平の役者魂をみせてほぼ真っ裸になったんです。その姿を見たこの子たちも火がついてしまいまして…。今回正直、稽古場ではハプニングだらけでした(笑)」と暴露し、「いろいろと計算と調節をして、みなさんに観ていただける状態に持ってきました。みんな脱ぎたがりの集まりで…」と稽古場でのエピソードを明かす。

 また、会見の終盤には、初日開幕を祝うためのくす玉が登場。キャスト陣がカウントダウンする中、橋本と青葉がくす玉を割ると、そこには劇中でセプテントリオンが歌う『ナナイロノチカイ』という楽曲にちなんだ誓いのメッセージが現れ、「僕たちは誓う! 観に来てくれた人を絶対に笑顔にすることを!!」と、キャスト全員で誓いの言葉を発した。

 最後に青葉は「まずは怪我をしないよう、身体に気を付けて最終日まで突っ走っていきましょう。少しでも多くの煌めきを届けられるよう、よろしくお願いします」とキャストにエールを送りつつ、ファンに向けて「お客様が来て、声を出してくださることでこの作品は完成しますので、ぜひ劇場に来て大きな声で叫んで、キャストのみんなを”応援”してほしいです」と呼びかけた。そして橋本も「僕らが昨日まで作ってきた段階では7割だと思っています。残りの3割はお客様が入ってはじめて100%になる。今回は特にお客様の声が重要なところもあり、僕らの助けになるシーンもあります。なので、みなさんと一緒に最後まで面白いステージを作っていけたらと思います。よろしくお願いします!」と力強く語り、会見を締めた。

 舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」は、2月20日(木)~3月1日(日)まで、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて上演。6月26日には本公演のBlu-ray&DVD、本公演のPrism Song Albumが発売される。なお、オーディションサイト『Deview/デビュー』では、本作の主人公・一条シンを演じる橋本祥平のインタビューを掲載中。前作での手応えや本作の見どころ、さらには、一条シンと同じような体験を経てこの世界に飛び込んだという、デビューのきっかけについてなどを語っている。

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