木村拓哉「“誰、この人!?”から始まった」演出家・蜷川幸雄との出会いを語る

引用元:TOKYO FM+
木村拓哉「“誰、この人!?”から始まった」演出家・蜷川幸雄との出会いを語る

木村拓哉が親交のあるゲストを迎え、人生をしなやかに生きていく様や、ゲストの秘めた魅力や強さに迫るTOKYO FMの番組「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」。2月のゲストには、フォトグラファーで映画監督の蜷川実花さんが登場。2月9日(日)の放送では、木村が蜷川幸雄さんとの出会いや、実花さんの仕事への向き合い方などについてトークしました。

◆出会いのきっかけは“ジャニー喜多川”

木村がジャニーズ事務所に入所して、初めて台本を手にしたのは10代のとき。その作品は、実花さんの父・幸雄さん演出の舞台「盲導犬」だったそう。それを聞いた実花さんは「ハードなスタートだね」と笑います。

ある日、木村はジャニー喜多川さんに「YOU、喫茶店に行くよ」と言われ、訳のわからぬまま行った青山の喫茶店で、ジャニーさんから幸雄さんを紹介され、初めて挨拶を交わしたそう。すると、「『じゃあ、待っているから』って言われて、“えっ、誰この人!?”っていうところから始まった」と出会いを振り返ります。

当時、「自分のことをすごく面倒を見てくれていた岡本健一さんが、『唐版 滝の白糸』の舞台をやっていて日生劇場に観に行ったんです。当時、何も知らなかった自分が観て、“うわっ、すげ~カッコイイ!”と思ったら、蜷川さんがその演出家だと聞いて、“あの喫茶店で会った人は、演出家だったんだ!!”と思って(苦笑)。それで稽古場に通い始めて……ボロボロになっていた」と話します。

一方、実花さんはフォトグラファーとしてさまざまな人物を写真に収めるも、木村と仕事をする機会はなかったそう。しかし、「会わないのは、何か意味があるんだろうと思っていた」と言います。2人が面と向かって初めて言葉を交わしたのは、前回の放送で話にもでた、幸雄さんの葬儀でした。参列していた木村の姿を見つけた実花さんは、「あのとき、(タイミングが)“やっときた!”と思ったんだよね」と当時の心境を打ち明けます。