SKE48・松井珠理奈、卒業 絶対的エース、最後の1期生が電撃発表

引用元:スポーツ報知
SKE48・松井珠理奈、卒業 絶対的エース、最後の1期生が電撃発表

 SKE48の松井珠理奈(22)が7日、名古屋市のSKE48劇場で公演に出演し、グループからの卒業を発表した。2008年にデビューしてから18年には選抜総選挙で頂点を極めたが「勇気を振り絞って一歩踏み出したい」と宣言した。

 9月26、27日に名古屋市・日本ガイシホールで卒業公演を行い、10月5日のSKE劇場で行われるグループ12周年記念公演が最後のステージとなる。今後は女優やタレントとして芸能活動は続けていく。

 後輩たちがパフォーマンスした後、あいさつに立った珠理奈は「センターを任せられる存在が増えてきてうれしいです。私も勇気を振り絞って一歩を踏み出したいと思いました。私、松井珠理奈はSKE48を卒業します」と切り出した。絶対的エースの電撃発表の衝撃に劇場が静まりかえった。

 声も出ないファンを前に「シーンとならないでよ。前向きなことなんだから!」とツッコミを入れると、「SKEを上に引っ張りたいとか後輩の成長を見届けたいと思ってやってこれた…。泣かずに発表することができました」。笑顔の卒業宣言となった。

 2008年、わずか11歳でSKEの創設から参加した最後の1期生。大人びた顔立ちと明るいキャラクターで、09年のSKEデビュー曲から15作連続でセンターを務めた。選抜総選挙は長年上位に食い込みながらもトップは阻まれていたが、18年6月の世界選抜総選挙で前人未到の19万票を獲得し、悲願の頂点に立った。

 プロ根性と責任感の塊。幼少期から大島優子(31)、前田敦子(28)らAKB黄金期のメンバーを見て育った。関係者によると、曲の振り付けも普通のメンバーが1時間かけて覚えるところを20分でマスター。自分にも後輩たちにも厳しくプロの姿勢を徹底した。

 総選挙を制した直後の18年7月や、昨年9月などたびたび体調を崩して活動休止することもあった。今年1月のシングル「ソーユートコあるよね?」では初の選抜落ち。仕事に妥協しない性格が、総選挙で1位になったことで「次の目標を見失ってしまったのでは」(レコード会社関係者)との声もあった。

 SKEは昨年10周年の節目を迎え、シングル「FRUSTRATION」でセンターを務めた古畑奈和(23)ら若手も成長している。今後は女優業とともにタレント活動もするとみられるが、常にグループを考えてきたエースが次のステージへと踏み出す。

 ◆松井 珠理奈(まつい・じゅりな)1997年3月8日、愛知県生まれ。22歳。2008年7月、SKEオープニングメンバーオーディションに合格、10月に公演デビュー。総選挙は第1回で19位にランクインし、18年の第10回で1位に。愛称・じゅりな。キャッチコピーは「1、2、3、4、ご一緒に、6、7、8、9、じゅりな~!」。趣味は料理、お菓子作り。特技はテーブルクロス引き。身長163センチ。血液型B。 報知新聞社