中居さんジャニーズ退所会見

引用元:産経新聞
中居さんジャニーズ退所会見

 アイドルグループ「SMAP」の元メンバーで、ジャニーズ事務所に所属するタレントの中居正広さん(47)が、同事務所を3月いっぱいで退所する。21日、東京・六本木のテレビ朝日局内で、中居さんの記者会見が続いた。

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 --いつごろから退所の気持ちが芽生えていたか

 「もう3年2カ月になりますけれども、解散した後、一休みという時期だったのではないかなと思います。のんびりする中で、燃え尽きではないですけれども、次のステップに進むにあたって、どんな形がいいかなと。若いころのようなギラギラした、よだれが出てるような感じがいつになったら湧き出てくるかな、自然に出てくると思っていたんですが、なかなか『よし、次』というふうにならなかったんです」

 「解散して1~2年たってからですかね、環境を変えて、ひとりになったら、また気持ちが湧き出てくるんじゃないかと期待もありました。環境が変わっても湧き出ないこともありますし、出てきたとしても一人でできないかもしれない。老舗の会社を辞めるんですから、できることが狭まるかなとも考えたんですが、辞めてでも環境を変えなければいけないと思ったのが正直なところですね」

 --解散後、退所するメンバーもいる一方、中居さんは一度は事務所に残った。その中で気持ちが変化したということか

 「決断、判断が正しかったのか自分に問うこともあります。何が正しいのか、決断がブレていたのではないかと考えることはありました」

 --完全な独立か

 「独立です。一昨日、会社ができたんです」

 --会社の名前は

 「こういうところでいう名前じゃないんです。スベッた感じになる名前なんですよね。恥ずかしいなあ。自分の今後の活動への思いも含めて、『のんびりな会』です」

 --SMAP解散後どういうことを悩んだか

 「出ようかなとか、いようかなとか。今回は僕ひとりなので自分のタイミングで、話すにも一人ですけど、当時は5人ですから、5人それぞれの考えで、当時は最良の決断だったと思います」

 --SMAP解散時には会見はなかった。今回記者会見をすることは何か意味があるのか

 「会社の人とはFAXでもという話もあったのですが、迷惑をかけることもありますし、憶測みたいなことも出てしまいますから。それが少しでも軽減できるなら僕が一人でしゃべることには問題はありません、ということで会見をやらせていただきました」

 --SMAPでの30年間を振り返って

 「難しいですね。SMAP一色だったことは間違いないですから、いっぱいありすぎて、どの場面かは選べないです」

 --SMAP×SMAPの最終回で「世界にひとつだけの花」を歌ったときに、バイバイのように手を振るしぐさをしていたが、何か意味があったのか

 「最終回見てないんですよね。見れてなかったのか、見てないのかは分からないですけど、そんなに深くないですよ」

 --事務所と話したときの先方の反応や、引き止めなどはあったのか

 「ファーストコンタクトは5月、6月で、持ち帰らないといけない話なのは分かります、ディスカッションしながらら進めなければいけないものだと思います。会社がバタバタする中で、俺が俺が、というわけにもいかないですからね。会社からは引き止められなかったですね。なんで引き止められなかったんだろう。僕の気持ちも尊重してくれました」