新型肺炎拡大の中国在住漫画家が“今”描く 『とある町のすみっこで』、異例のサンデーGXツイッターで連載

引用元:オリコン
新型肺炎拡大の中国在住漫画家が“今”描く 『とある町のすみっこで』、異例のサンデーGXツイッターで連載

 中国・重慶市に住む中国人漫画家・失敗戦記氏による漫画『とある町のすみっこで』が、6日に小学館の漫画雑誌『サンデーGX』の編集部ツイッターで連載を開始した。新作をツイッターで連載開始するのは異例で、中国の今をほぼ時差なく、描く。

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 湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスにより、中国本土の死者が636人(7日現在)に。収束する見通しは見えない中、『とある町のすみっこで』は大学生である失敗戦記氏が思ったことを4ページにわたって漫画にしている。6日の更新では、ネーム状態であるが、4日のできごとが描かれるなど、ほぼリアルタイムな現状を見ることができる。

 その日は武漢の大学から返ってきた友人と食事してから14日目。武漢の人と接触してからは14日間の在宅隔離を行う「自主的隔離」を終えた失敗戦記氏が重慶の町の散策した。また、失敗戦記氏の母は疾病管理センターで働いており、その様子も伝えるなど、何も加工されていない生の日常を漫画にしている。

 失敗戦記氏は昨年に開催された『第85回 新人コミック大賞』で青年部門に入選。高い画力が評価されていた。