藤井フミヤ「男性を描いてもノリが悪い」

引用元:Lmaga.jp
藤井フミヤ「男性を描いてもノリが悪い」

ミュージシャン・藤井フミヤが2月17日、個展『The Diversity 多様な想像新世界』の大阪開催に際してトークショーをおこない、女性の存在が作品に影響を与えていることを語った。

【写真】展示会場の様子

「男性を描いたものもありますが、(自分の)ノリが悪いんです」と話す通り、藤井の描く人物像は約9割が女性。今回の会場でも、ボールペン、油絵、パステルなど様々な画材を用いて、神秘性あふれるものから、生々しさを表現した作品まで、創造の源となっていることを感じることができる。

ただ、モデルを見立てて描くことはほとんどないそうで、司会者から「モデルをやりたい人はたくさんいるでしょう?」と問われると、「ヌードになってもらうことだってあるだろうし、ホテルに入って描くことになったら、出るときにパシャっと(週刊誌に)やられてしまうので」とスキャンダルを警戒する素振りを見せ、会場からの笑いを誘った。

観客からの質問に答える際も「女性問題は聞かないでほしい」と冗談を交えつつ、「自分の作品は、いずれはお嫁に行ってほしい(売れてほしい)。っていうか、なんでいつもこうやって女性に例えてしまうんだろう。婿に行ってほしいとは言わないですし」と、女性への特別な感情を改めて振りかえった。

初公開されるアナログ作品をはじめ、約100点が展示される同展は「阪急うめだ本店」(大阪市北区)で2月24日まで開催。一般・大学生800円。

取材・文・写真/田辺ユウキ