香取慎吾が青山学院に壁画!「僕もしょっちゅう見に来る」

引用元:TOKYO HEADLINE WEB
香取慎吾が青山学院に壁画!「僕もしょっちゅう見に来る」

 香取慎吾が制作した壁画「Be the Difference アート」の除幕式が6日、青山学院大学の青山キャンパスで行われ、香取やプロジェクトに参加した学生たちが出席。冷たい風に吹かれるなか、大きなハートを中心にしたカラフルな壁画をアンヴェールした香取は「たくさんの人に愛されるアートになればうれしい」と、笑顔を見せた。

「自分の子どもでもおかしくない」学生たちからオファーを喜んだ香取

 同大学の創立145周年を記念して学生たちが行う「2019年度 AOYAMA VISION アートプロジェクト」を象徴するアート作品。青山学院が2017年に発表した新経営宣言「Be the Difference」に込められた意味を学生たちが考え、学生たちが思う「Be the Difference」を、香取の壁画を通して発信する。

 香取は「違いをまるっとハグしたい、そんなテーマを生徒さんからいただき、あまりの大きさに最初はうろたえながらどうしていこうかと思った。形も考えも違う人間が、その違いを、みんなの愛でそれぞれ支え合って生きていくのは素晴らしいことなんじゃないかと思った。自分も多くの方の愛に支えられて今を生きている。そんな思い入れを書きました」。 香取慎吾が青山学院に壁画!「僕もしょっちゅう見に来る」 「みんなが絵の中に入れる」壁画  大きさは高さ約2.5メートル幅は約11.5メートルと、これまでの作品の中でも一番大きなサイズ。ステンレスパネルにアクリル絵具やスプレーを使って描いている。大きなハートを中心に、人のような10体の大きなモチーフと、90体の小さなモチーフが描かれている。

 ステンレスパネルに書くことを提案したのは香取だそうで、壁画が設置されているビルの上のステンレスのパーツに揃えたという。「人通りが多いときいたので、みなさんが映りこんだら面白いと聞いたので、みなさんが映りこんだら面白いと思った。全部色を埋めるのではなくて、人が歩けば、みんなが絵の中に入れる」。

 大きなハートはボコボコ。
 
「ハートの真ん中は壊れています。傷つけるためにハンマーを買ってきて打ち付けて殴ってみたり。傷ついたハートも、自分だけでは立ち直れないときにも、いろんな人の助けやみんなの愛で一人ひとりのが生きているというのを表現したいと思った。形だったり思いだったり考え方が違っても、その違いこそが素晴らしいということを書いた」

 構想は長くかかったというが、実際に制作にかかった期間は11日。倉庫を借りて作業したという。

 これまでに香港や日本財団のパラリンピックサポートセンターの壁画なども手がけている。「人それぞれの違いを描くときに、パラリンピックの壁画を描いた時には、少し勉強をしてみると車いすだけじゃないくていろんな形があるというので、描けなかった。それから何年か経って、人の違いというのを今回すんなり描けたのは自分の変化」。

 大学の中に作品が残ることについて「すごくうれしい」と、香取。「夢をたくさん持った人たちに僕の絵を見てもらって、そこから何か少しでも感じてもらえたり、自分の通っていた学校にあった絵からの影響を受けて大人になっていってくれたら……」。

 また、「東京の街が好きなので、東京に自分の描いた壁画があるのもうれしい。みなさん入れる場所みたいなので、僕もしょっちゅうくると思う。皆さんが見ているのを見に」と笑った。

■箱根駅伝優勝の青山学院「応援した」

 今年の箱根駅伝では青山学院大学が優勝。応援したかと聞かれると、「しましたね。そのときはまだ静かに描いている時でしたけど……僕の絵の上には幕がかかるのかなって」と、香取。