礼真琴、本拠地・宝塚大劇場で主演

 宝塚歌劇団星組トップスター、礼真琴(れい・まこと)が主演する幻想歌舞録「眩耀(げんよう)の谷~舞い降りた新星~」レビュー「Ray-星の光線-」(3月9日まで)が7日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

 昨年10月に紅ゆずるの後任としてトップスターに就任。トップ娘役に舞空瞳(まいそら・ひとみ)を迎え、同11月に大阪・梅田芸術劇場メインホール「ロックオペラ モーツァルト」で新トップコンビをお披露目したが、本拠地・宝塚大劇場公演は今回が初めて。

 礼は紀元前800年の中国を舞台に周国の熱き大夫を演じた。公演前には「すごくもがき苦しんでいる青年だなという印象。私だけじゃなくてみんなが戦って、もがいていて、そこで見つける真実や光を求めて戦っている」と役柄を説明。「その作品に自分の気持ちもうまく乗せていけたらと思います。自分の宝塚人生にも重ねて見て頂けたら感動できると思います」と意気込みを語っていた。

 ショーでは「流れはめまぐるしいです。中村先生の演出は最後までワクワクさせてくれる。私たちもやりますから最後まで気を抜かずに楽しんでいただけたら」と語っていた通り、東京五輪イヤーということもあり、ギリシャをイメージした場面もあった。

 東京宝塚劇場公演は3月27日~5月3日まで。