藤井七段 賞金ランク初の10傑入り 2108万円で9位 「賞金王」は豊島竜王・名人の7157万円

藤井七段 賞金ランク初の10傑入り 2108万円で9位 「賞金王」は豊島竜王・名人の7157万円

 日本将棋連盟は3日、19年に棋士が獲得した賞金・対局料の上位10人を発表した。史上最年少棋士の藤井聡太七段(17)が2108万円で、初の10傑入りとなる9位に食い込んだ。

 藤井は昨年、2月の朝日杯オープン戦でV2を飾り、優勝賞金750万円を獲得。竜王戦では5組で優勝後、決勝トーナメントでは自己最高の3回戦進出を果たした。さらに第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)では1、2次予選を勝ち上がって初の挑戦者決定リーグ入り。各棋戦で好成績を収めた。

 トップは豊島将之竜王・名人(29)の7157万円で、前年4位から初の「賞金王」となった。王将戦7番勝負で渡辺明王将(35)に挑戦中の広瀬章人八段(33)が6984万円で2位。3冠の渡辺が6514万円で3位に続いている。