梓みちよさん死去…昭和天皇の前で「こんにちは赤ちゃん」 芸能界初の天覧歌謡曲「新婚さんいらっしゃい」のアシスタントも

引用元:中日スポーツ
梓みちよさん死去…昭和天皇の前で「こんにちは赤ちゃん」 芸能界初の天覧歌謡曲「新婚さんいらっしゃい」のアシスタントも

 「こんにちは赤ちゃん」「二人でお酒を」などのヒット曲で知られる歌手梓みちよさん(本名・林美千代)が死去していたことが3日、明らかになった。福岡市出身。76歳だった。

【写真】「新婚さんいらっしゃい」で桂三枝のアシスタントを務める梓みちよさん

 梓さんは「こんにちは赤ちゃん」を64年、東京で開催された学習院初等科同窓会で出席されていた昭和天皇の前で歌唱。芸能界初の天覧歌謡曲と称賛された。

 プライベートでは71年に俳優和田浩治(故人)と結婚したが、72年に離婚していた。紅白歌合戦の連続出場が70年に中断したものの、74年にアダルトなムードな「二人でお酒を」が大ヒットし、座り込んで粋に歌い上げるスタイルが大きな話題となった。

 「二人でお酒を」で再び日本レコード大賞を受賞、紅白にも復活、以降計11回出場した。テレビでは桂三枝(現・文枝)が司会を務めた「新婚さんいらっしゃい」のアシスタントを務め、新機軸を打ち出していた。