レッドウォーリアーズ 円熟期を迎えた最新ライブを映像化。秘蔵音源やボーナス映像も

引用元:ENCOUNT
レッドウォーリアーズ 円熟期を迎えた最新ライブを映像化。秘蔵音源やボーナス映像も

 レッドウォーリアーズがライブ映像「SWINGIN’ DAZE 21st Century & The Greatest Hits」を2020年2月26日にBlu-ray・DVDでリリースすることが決まった。

 本作は第1期オリジナルレッドウォーリアーズ最後のアルバムとなった「スウィンギング・デイズ」の発売から30周年を記念して、19年10月14日に舞浜アンフィシアターで開催されたスペシャルライブの模様を全曲収録したもので、「スウィンギング・デイズ」の劇場版として演じられた第1部、と、ファンからのリクエスト投票で選ばれた2部の「The Greatest Hits」で構成された内容になる。

 ENCOUNTの取材でダイアモンドユカイは「スウィンギング・デイズ」とスペシャルライブについて次のように語っていた。「アルバム『スウィンギング・デイズ』はバンド解散前の89年にリリースしたんだけど、そこに登場する人物が道化師なんだ。世の中の確執や葛藤、権力への抵抗、自分の存在意義を問いたり、誰しもが心の中にそういった感情が潜んでいて、どこかで世の中を憎んだりとかね。実際、自分もそういう瞬間はあったし、だから映画『ジョーカー』を見たときに何か感情の部分でシンクロしたんだろうね。それで30年振りに『スウィンギング・デイズ』の再現ライブをやろうとなって、せっかくやるならストリー・ラインを作ろうと思って、デヴィッド・ボウイのジギー・スターダストみたいな物語が根底に流れるようにステージを構成したんだけど、実はその裏物語が映画『ジョーカー』だったんだよ。ジョーカーのメイクは半分ジョークってことでね(笑)」

 そんなライブ映像は03年に発売された過去のアーカイヴ「ライヴ帝国」を除けば、最新のライブDVDとしては「伝説ゲーム -Live at Budokan 1996-」以来となる22年ぶりのリリースとなる。

 また今回の作品は、第一期当時(1985~89年)の担当ディレクターとメンバーが30年ぶりにタッグを組んで制作されたもので、当時のチームならではのマニアックなこだわりが施されている。中でも目を引くのは、解散後の89年に発表されたベスト・アルバム「RED SONGS」のジャケットを今作のジャケットで完全再現している。「RED SONGS」のジャケットは最後のツアーの西武球場のステージで撮影された写真が使用されたものであったが、今回、ジャケットの表・裏ともに舞浜アンフィシアターで同じ構図でメンバー写真を撮影し、デザインも完全再現。他にも、「スウィンギング・デイズ」イギリスレコーディングの幻の写真をボーナス映像として、未公開音源も収録される。ファンにとっては貴重なパッケージに仕上がっているという。

 来年もレッドウォーリアーズとしての活動はあるのか? まずは2月発売のライブ作品を楽しみに待とう。 ENCOUNT編集部