元女優の青山京子さん、肺がんで死去…夫・小林旭を支え53年

引用元:スポーツ報知
元女優の青山京子さん、肺がんで死去…夫・小林旭を支え53年

 歌手で俳優の小林旭(81)の妻で、元女優の青山京子(あおやま・きょうこ、本名・小林みどり)さんが12日、肺がんのため東京都内の病院で死去した。84歳だった。

 昭和の大スターを支えた良妻がこの世を去った。1952年の映画「思春期」(丸山誠治監督)でデビュー。66年に行われた報知新聞主催のボウリング大会で小林と知り合い67年ゴールイン。「結婚すれば仕事は二の次」と芸能界を引退し、家庭に入った。映画関係者によると、バブル時代に小林が不動産事業に失敗し多額の借金を抱えた際には夫を支え続けた。明るく社交的な性格だったという。

 近い関係者によれば、小林は妻との別れを悲しんでいるが、落ち込んだ様子を見せないように周りには気丈に振る舞っているという。通夜は22日、葬儀・告別式は23日午前10時、ともに東京都品川区西五反田5の32の20、桐ケ谷斎場で営まれる。喪主は小林が務める。

 ◆青山 京子(あおやま・きょうこ)本名・小林みどり。1935年11月23日、東京・世田谷区生まれ。52年に映画「思春期」でデビュー。58年まで東宝に在籍し、その後フリー。67年に小林旭と結婚し、芸能界を引退したため、64年の映画「忍び大名」(佐々木康監督)が最後の出演作となった。約70本の映画に出演し、代表作に54年の「潮騒」(谷口千吉監督)。 報知新聞社