長谷川博己、沢尻エリカ被告逮捕の心境初告白「真っ白」から「ワクワク」

引用元:スポーツ報知
長谷川博己、沢尻エリカ被告逮捕の心境初告白「真っ白」から「ワクワク」

 NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(19日スタート、日曜・後8時)の初回試写会が16日、東京・渋谷の同局で行われた。麻薬取締法違反で逮捕された沢尻エリカ被告(33)が降板し、撮り直しを余儀なくされたが、主演で明智光秀を演じる俳優・長谷川博己(42)は「ひとまず安堵(あんど)しています」と語った。

 初回放送の直前、異例の3日前となる試写会を終えた長谷川は淡々と語った。「いろいろありまして、ようやく、こうやって皆さまに作品を届けることができました。ひとまず安堵しています」

 昨年11月に帰蝶役で出演予定だった沢尻被告が麻薬取締法違反で逮捕。代役に川口春奈(24)が起用され、撮り直しを余儀なくされた。その結果、当初の予定から2週間遅れの放送開始となるなど影響を受けたが、主演らしくすべて受け止めて、逃げることなく堂々と振る舞った。

 共演者の逮捕という衝撃的な“事件”についても初めて言及した。「あの時は朝から取材を受けていまして、全部終わった後に、プロデューサーから話があると…。真っ青な顔で…。『僕、何か言いました?』って」。尋常ではないプロデューサーの表情に「誰か亡くなったんですか?」と聞いたという。事情を明かされ「本当に真っ白になりました。何も言葉も出なくてショックを受けました」と赤裸々に当時の感情を吐露した。

 それでも「みんなすごく心配してくださるんですけど、1週間後にはすぐに川口さんが決まって、すぐ切り替えて、みんな川口さんが初めからだったんだと思うくらいに撮影が進んでいきました」と説明。「いろんな雑誌には『長谷川博己、激怒』とか書かれましたが、激怒もしていなくて。まあ、彼女(沢尻被告)はもったいないことしたなと思います」と冷静に語った。

 川口との共演についても言及。「結構、持ち前の魅力で姫っぽさもあり、屈託のない感じなんですけど、たまに意表を突かれるお芝居をする。いろいろなものが生まれそうでワクワクしています。帰蝶の役柄とうまくシンクロして見えてくる感じです」と今後の展開への期待を口にした。

 試練を乗り越えて、ようやくスタートラインについた。長谷川は「それぞれの役割をきっちりとスタッフ、キャストを含めてできるだけ最大限に発揮できるように1年間、頑張っていきますので、ぜひ応援してください」。主演としての責任を一身に背負って、堂々と決意を語った。 報知新聞社