渋谷ミニシアター手帖、今年も無料配布! 発行を記念し「バグダッド・カフェ」2週間限定上映

引用元:映画.com

 [映画.com ニュース] 渋谷のミニシアター8館が参加し、各映画館スタッフのおすすめを掲載したマップ「渋谷ミニシアター手帖」2020年版が、「映画の日」である12月1日から無料配布されていることがわかった。あわせて、マップの発行と日本公開30周年を記念し、「バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版」が11月29日から12月12日までの2週間限定で上映される。

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 旬なデザイナーとイラストレーターを起用し、各劇場の場所に加え、映画鑑賞の前後におすすめしたい飲食店、古着屋、花屋、書店など、177カ所のカルチャースポット情報を網羅した「渋谷ミニシアター手帖」。女優の小泉今日子と現代美術作家のミヤギフトシによる、それぞれ「渋谷・映画・私」「渋谷・映画・僕」と題したエッセイも収録されている。A2サイズ両面にわたるマップは、A5サイズに折りたたみ、コンパクトな形で持ち歩きやすい仕様となっている。

 さらに、マップの刊行と合わせ上映される「バグダッド・カフェ」は、アメリカ西部の砂漠にあるモーテルを舞台に、人々の交流を描く物語。1987年に制作されたオリジナル版(91分)は、日本では89年にシネマライズで封切られ、大ヒットを記録した。それから20年後、2009年にはパーシー・アドロン監督自ら再編集したニュー・ディレクターズ・カット版(108分)がユーロスペースで公開されるなど、渋谷のミニシアターの歴史とともに歩んできた作品だ。今回は再びニュー・ディレクターズ・カット版が、Bunkamuraル・シネマで2週間限定上映される。

 「渋谷ミニシアター手帖」2020年版は、Bunkamura ル・シネマ、アップリンク渋谷、シアター・イメージフォーラム、渋谷シネクイント、WHITE CINE QUINTO、シネマヴェーラ渋谷、ヒューマントラストシネマ渋谷、ユーロスペースの計8館で無料配布中。PDF版は、ウェブサイト(www.bunkamura.co.jp/topics/cinema/map.html)で閲覧できる。