[映画.com ニュース] 1957年の米ニューヨークを舞台にした「マザーレス・ブルックリン」で監督・脚本・製作・主演を務めたエドワード・ノートンのインタビュー映像が公開された。監督と俳優を同時にこなすコツを明かしている。
障害を抱えながらも、驚異的な記憶力を持つ私立探偵のライオネル・エスログ(ノートン)の恩人であり、唯一の友人でもあるボスのフランク・ミナ(ブルース・ウィリス)が殺害された。事件の真相を探るべく、ライオネルがハーレムのジャズクラブ、ブルックリンのスラム街と大都会の闇に迫っていく。
撮影を振り返ったノートンは、監督と俳優は「正反対のものなんだ」と苦労したことを明かす。「自分の役については、かなり前から準備しておく。しっかり演技できるようにするには、監督としての準備も大事だ」と緻密なプランを立てていたといい、さらに「撮影の時は、全員が何をすべきかわかっている。すべては考えぬかれ、あらゆる問題は解決済みだ。そういう風に準備していれば俳優として集中できる」と、準備の大切さを熱弁する。
謎の男ポールを演じたウィレム・デフォーについては「『スター・ウォーズ』のオビ=ワンのように、ぼろを着ていても中身は騎士さ」と役どころを伝え、「ウィレムだったらこの役をこなせると思った」と、以前から親交のあるデフォーへの信頼をにじませた。
「マザーレス・ブルックリン」は1月10日から東京・新宿ピカデリーほかで公開。PG12。
E・ノートン、俳優と監督を両立させるコツは? 「マザーレス・ブルックリン」インタビュー映像
引用元:映画.com