「次は辞退」を希望? 好きな女性アナ1位の弘中綾香、毒舌の裏にある責任感

引用元:オリコン
「次は辞退」を希望? 好きな女性アナ1位の弘中綾香、毒舌の裏にある責任感

 2019年12月にORICON NEWSが発表した『第16回 好きな女性アナウンサーランキング』で、初の1位に輝いたテレビ朝日の弘中綾香アナウンサー。バラエティー番組『激レアさんを連れてきた。』への出演をきっかけに、歯に衣着せぬ発言やマイペースな振る舞いが話題になった。昨年は、AbemaTVの『ひろなかラジオ』やニッポン放送『弘中綾香のオールナイトニッポン0(ZERO)』に出演、年初はNHKにも登場するなど、局アナの枠を超えた活躍ぶりを見せている彼女。とはいえ、こういったランキングは苦手らしい弘中アナに、率直な感想と今後の野望を聞いた。

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■初のランキング1位も、「知らないうちに競走馬になっている気分…」

――『好きな女性アナウンサーランキング』初の1位、おめでとうございます。とはいえ、2018年の同ランキングで2位になった際は、番組で「お給料は変わらないんで、意味ないんですって」と言っていたとか。こういうランキングは嫌いなんですよね?

【弘中綾香】ありがとうございます(笑)。でも私、ノミネートされた記憶がないのになんでランキングに入っているのかな、というのが正直な感想で。知らないうちに競走馬になっている気分というか…。勝手にランキングされて、ちょっと戸惑っているという方が正確ですね。ありがたいんですけども、次はぜひ辞退させていただきたいと思います!(笑)。そっとしておいてください~!

――辞退ですか(笑)。でも、ユーザーの皆さんによって選ばれているので…。

【弘中綾香】もちろん、票を入れてくださった皆さんがいるということはうれしいのですが、そうそうたるアナウンサーのお名前が並んでいて、肩身が狭いです。もう、本当にポッと出なんで、祭り上げるのやめてください~(笑)。

――周囲からの反響は?

【弘中綾香】若林(正恭・オードリー)さんやザキヤマ(山崎弘也・アンタッチャブル)さんから、「1位だったじゃ~ん!」って、イジるような感じで言われました。私も「すいませ~ん、本当に私なんかが…」と恐縮でした(笑)。

――ユーザーからは、「可愛い顔と辛辣な物言いのギャップが好き」、「面白い。身近にいるとへこみそうだが、テレビで見るうえでは最高のキャラクター」といった声が。

【弘中綾香】レギュラーは『激レアさんを連れてきた。』くらいですし、皆さんがどこで私を観て、そう思ったのか不思議です。過去のランキングを拝見しても、帯番組や朝の番組をされている方が多いじゃないですか。水卜麻美さん(殿堂入り)もそうですが、大下容子さん(2019年 4位)とか。だから、ビックリしています。

■大物相手でもひるむことなく、「私が恐縮していたら、皆さんに失礼」

――SNSでも、弘中さんの毒舌名言がユーザーに共有されたりしています。“歯に衣着せぬ”発言をしている自覚は?

【弘中綾香】“中庸”(極端でなく穏当、偏っていないこと)になりたくないという思いがあって、思ったことを素直に言うようにはしていますね。私は会社員ですし、上から「弘中に任せたい」と思ってもらった以上は、その期待に応えたいんです。他の人と同じことをして、同じことを言っていたら、お呼びはかからないじゃないですか。誰でもそうだと思いますが、自分の個性をどう残せるか、制作者の意図を汲みながらやっていかないといけないと考えています。

――気をつけている部分は?

【弘中綾香】もちろん、人を傷つけるような言葉はNGです。あと、とくにフリートークでは、ちょっと視点を変えた発言をしたいな、と。公共の電波に出ている身なので、観ている方が「こんなことを思う人もいるんだ」と思うような、多様性のある発言をしたいです。

――タモリさんのような大ベテランや、若林さん、太田光さん、神田松之丞さんなど、ちょっと尖った方々が相手でも、ひるむことなく役割をまっとうしていますよね。

【弘中綾香】『ミュージックステーション』のときは、大学出たてのぺーぺーの私が、日本の音楽界を背負うアーティストさんの前で曲紹介や時間の仕切りをやらせていただいて、恐れ多かったです。でも、そこで私が恐縮していたら、スタッフさん含め、皆さんに失礼じゃないですか。他の番組でも同様に、私は私に任された役割をやる。それだけですし、そもそも皆さん優しくて、怖いと思ったことはないですよ(笑)。