将棋・女流名人戦開幕 戸辺七段と加藤女流三段が大盤解説

引用元:スポーツ報知
将棋・女流名人戦開幕 戸辺七段と加藤女流三段が大盤解説

 神奈川県箱根町の「岡田美術館 開化亭」で19日に指されている将棋・第46期岡田美術館杯女流名人戦5番勝負第1局(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、特別協賛=(株)ユニバーサルエンターテインメント)の大盤解説会が同館内で行われ、熱心な将棋ファンが詰めかけた。

 女流棋戦歴代単独最多の11連覇を狙う里見香奈女流名人(27)と女流名人初挑戦で初タイトルを目指す谷口由紀女流三段(26)との対局。大盤解説の聞き手を務めた加藤桃子女流三段(24)は女王のタイトル戦で両者と対局した経験を持つだけに、対局前に里見が盤の位置を修正したことについて「いつもとちょっと違うのかなと思いました。女流名人は堂々とした印象があるので、やや意外な一面を見た感じ」と里見の繊細さに驚いた様子。

 解説の戸辺誠七段(33)は「照明の具合など、勝負に真剣になると、普段は気にならないものが気になるもの。棋士にしか分からない部分はあるのでは」と説明した。

 また、振り駒で谷口が先手番になったことに加藤は「気合の面でも第1局は先手番が欲しいもの。挑戦者としてはすごくよかったのでは」と話した。 報知新聞社