「ありのままで飛び込む」勝地涼&「程よく幸せが続いてほしい」伊藤淳史、初共演対談

引用元:オリコン
「ありのままで飛び込む」勝地涼&「程よく幸せが続いてほしい」伊藤淳史、初共演対談

 14億円も負債を抱え、倒産確実と言われたメガネチェーンを買収した一人の若者が、絶体絶命のピンチを何度も乗り越えて世界進出を果たす、という実話をもとにしたドラマ『破天荒フェニックス』がテレビ朝日系(一部地域を除く)で1月3日から3夜連続で放送される。

【写真】『破天荒フェニックス』主な出演者

 破天荒な社長・田村雄司役で主演するのは、俳優の勝地涼。自由過ぎる雄司に振り回されながらも金策に奔走する元大手銀行勤務の財務会計のプロ・奥田吉弘役で伊藤淳史が初共演。今回、カメラが回っているときも、そうでない時も、息の合った丁々発止のコンビネーションで現場を引っ張っていく2人にインタビューを実施した。

 「本当に面白い!と思えたら破天荒な試みにも乗っていきたい」という勝地のしなやかさと、「程よく幸せな今の感じが続いてほしい」と願う伊藤の堅実さが垣間見えて、劇中の雄司と奥田にぴったりなんじゃないかとドラマがますます楽しみになった。

――今回の企画を初めて聞いた時や原作・台本を読んで、どんなことを思いましたか?

【勝地涼】連続ドラマの主役、主役、主役なんですけど…

【伊藤淳史】何度も言わなくていいから(笑)。

【勝地】(笑)とにかく、続きものの主役が初めてになるので、単発ドラマでは経験あるのですが、正直、うれしかったです。今作の雄司という男は、破天荒なんですけど、すごく仲間を大切にする人で、情に厚いし、熱血という意味でも熱い。ストーリーも嘘のような実話を基にしているので、思いっきり破天荒に演じようと思いました。伊藤さんと初共演できるというのもうれしかったです。

【伊藤】あ、ありがとうございます(笑)。僕も台本を読んで、すごく面白いな、と思いました。破天荒なエピソードがたくさん出てくるんですが、実話が基になっているということで、思い切って演じられるな、とワクワクしました。実際、お芝居をしいてドキドキ、ワクワクしましたね。僕も主役が勝地くんでよかったです。

【勝地】ありがとうございます。台本を読みながら、これまでいろんな作品で見てきた伊藤さんのイメージに、この作品の奥田はぴったりだな、と思いました。撮影がはじまって、さらに感動しています。こちらがどんな球を投げてもリアクションしてくれますし、表情にうそがない芝居をされる。奥田が雄司に「はぁ!?」とカチンとくる場面では、台本の3倍くらい「はぁ!?」って顔をされていて、ゾクゾクしました。もっと困らせたくなりました(笑)。

【伊藤】なにそれ(笑)。涼くんは、言うことにもやることにも表裏がない。現場で“勝地涼です”みたいなものを作っている感じは一切なかったですし、取材を受けているいま、まさにこの瞬間も変わらない。のびのびとありのまま生きている感じがして、人間的な魅力を感じます。それが、雄司という役にもはまっているな、と思っていました。

【勝地】いや、いや、全部、作っているんですよ。

【伊藤】そういうところが、雄司っぽいんだって(笑)。

【勝地】(笑)視聴者の方も僕らのイメージを持ったまま、スッとこの物語の世界に入っていけるかもしれないですね。