大成功ロンドン大会も直前までいろいろあった!? 英国出身コメディアンが東京2020にエール!

引用元:TOKYO HEADLINE WEB
大成功ロンドン大会も直前までいろいろあった!? 英国出身コメディアンが東京2020にエール!

 日本でマルチに活動するイギリス出身のスタンダップコメディアン、BJ Fox(BJフォックス)。まだ課題が残るTOKYO2020を前に、ロンドン大会を大成功させたイギリスの当時の様子を聞いてみた。

 新国立競技場は無事?完成したものの、マラソンの開催地変更や難航する気温対策など、不安要素も少なくない東京2020。

「ロンドン大会のときも、みんなグチばかり言ってたよ、僕も言ってたし(笑)。施設トラブルもけっこう指摘されてたよ。会場になるスタジアムが水しか出ないとか、小石がたくさん落ちてるとか、開催までに出来上がらないとか、移動するバスが足りないとか…。期間中は海外観光客があふれて仕事にも行けなくなるとか、ロンドンから脱出しようとか言っている人もたくさんいた。でも結果的に、ロンドンから出ていた人は損したと思うよ。だって確かに多少不便なことはあったけどそこまでじゃなかったし、楽しいことのほうが多かった。それに、自分の街にオリンピックがやってくるなんてなかなか体験できることじゃないからね。だからみんなも、できるだけ東京にいて何らかの形で参加してみるといいと思う。観戦できなかったとしてもパブリックビューイングを楽しんだり、海外から来た人たちと交流したり。ロンドンのときは僕も自転車競技の路上応援をしたんだけど、すごく楽しかったなぁ。あの年はイギリスにとって本当にいい1年だった。ホストとして金メダルもたくさんとれたし、多様性のある先進的な都市としての存在感を示すことができた。障がい者に対するアウェアネスが国内でもすごく向上して、パラリンピックを盛り上げるために始まったスポーツ番組の人気が定着して、今でも放送されているよ。

 でも、あれがイギリスのピークだったかも…(笑)。あれからブレグジット問題が持ち上がり、首相が何人変わってもなかなか決着がつかなくて、その間にどんどんイギリスの立場が悪くなっていってる。五月病ならぬオリパラ病かもね。日本がそうならないことを祈るよ!
 とにかく、日本は一生懸命やると思うし東京2020はきっといい大会になるよ。ロシアやリオだってできたんだから、大丈夫(笑)!」