米津玄師 菅田将暉に息継ぎアドバイス

　「第70回NHK紅白歌合戦」に初出場する俳優で歌手の菅田将暉（26）は30日、リハーサルでヒット曲「まちがいさがし」を披露した。髪の毛と眉毛を白髪に染め上げ、カジュアルな服装で登場した。

【写真】氷川きよし 紅白リハ全身コーデ

　親友でシンガーソング・ライターの米津玄師（28）が作詞、作曲、プロデュースを手掛けた難解な音階の曲。オーケストラ演奏をバックに、徐々にギアを上げ、情感たっぷりに歌詞をかみしめながら全身でリズムを刻み歌いきった。

　歌手として初の大舞台を踏んだ菅田だが、リハを終えると「すごいところに来たな、と不思議な気持ち」と恐縮。「だんだんテンションが上がってきたら終わっちゃった。本番は最初からエンジンかけないと」と意気込んだ。

　全体リハでは五木ひろし、氷川きよしと談笑し、癒やされ、リラックスしたというが、閉会式のリハでの得点を集計する「日本野鳥の会」について「かっこいいですね。アナログなのが良かった」とうれしそうだった。

　紅白は年末に実家で見ることが多かった。「おじいちゃん、おばあちゃんが『楽しみにしてる』って言ってくれた。親族が喜んでくれたし、親孝行できた」と初出場の心境を吐露。米津が楽屋を訪れ、息継ぎのタイミングなどをアドバイスしてくれたことも明かした。

　ドラマ、映画、舞台、そして締めは紅白と多忙な1年。自身の今年の漢字一文字を聞かれると、「命懸けだったので『命』」。来年やりたいことは「仕事をしつつ、まとまって休むことも大事。1人でゆっくりしたい」と話した。