時代とともに生き方も変わる! 人気女優たちが演じたプリンセス

引用元:ELLEgirl
時代とともに生き方も変わる! 人気女優たちが演じたプリンセス

いつの時代も憧れの存在だったプリンセス。これまで人気女優たちが名作映画で演じてきた歴代プリンセスをプレイバック! 美しい姿とともに、時代と一緒に移り変わってきた彼女たちの生き方を大分析。 時代とともに生き方も変わる! 人気女優たちが演じたプリンセス Photo: AFLO, Getty Images

オードリー・ヘップバーン 『ローマの休日』(1953)

プリンセス映画史に残る永遠の名作といえば、やはり『ローマの休日』。アン王女を演じたのはもちろんオードリー・ヘップバーン! ヨーロッパのある国の王女が訪問先のローマで城を抜け出し、アメリカ人新聞記者のジョーと恋に落ちる展開がロマンティック! とはいえ最後、恋より仕事を選ぶアンの姿がちょっぴり切ない……。

周囲の目を欺くために短く切ったアン王女のヘアスタイルや、ミニスカーフを首に巻いたスタイリングは半世紀経った今見てもキュート。元祖おしゃれセレブとしてオードリーが人気を獲得するきっかけになった1本だけれど、彼女はこの作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞。オードリーが女優としての才能を発揮した作品でもある。 時代とともに生き方も変わる! 人気女優たちが演じたプリンセス Photo: AFLO, Getty Images

アン・ハサウェイ 『プリティ・プリンセス』(2001)

アン・ハサウェイが女子高生プリンセスを演じた『プリティ・プリンセス』。ある日突然、自分がヨーロッパの小国ジェノヴィアの王族の生まれであることを知るミア。厳しい祖母クラリス女王の元でダンスや礼儀作法を叩き込まれ、徐々にプリンセスへと成長していく。

野暮ったい高校生だったミアが美容師によって、美しく変貌するシーンは元祖プリンセス映画『ローマの休日』を思わせる。同時に、ルックスだけでなく内面もプリンセスにふさわしく成長していくところが新しい! 2004年には立派なプリンセスになった彼女の活躍を描く『プリティ・プリンセス2』も作られた。 時代とともに生き方も変わる! 人気女優たちが演じたプリンセス Photo: AFLO, Getty Images

リリー・コリンズ 『白雪姫と鏡の女王』(2012)

グリム童話を原作にした『白雪姫と鏡の女王』でヒロインを演じたリリー・コリンズ。邪悪で強欲な継母に命を狙われた白雪姫が森で7人の小人に出会い、命を救われるというストーリーは王道だけれど、小人たちに剣術を教えてもらい、たくましく成長していく姿は新しいプリンセスと呼ぶのにふさわしい! 

王子を圧倒するほど強くなっちゃうプリンセスをリリー・コリンズがキュートに演じている。そして必見なのは石岡瑛子がデザインした個性的なコスチュームの数々。舞踏会に登場する白雪姫がつけている白鳥のかぶり物も、新しいプリンセスならでは……かも。 時代とともに生き方も変わる! 人気女優たちが演じたプリンセス Photo: AFLO, Getty Images

リリー・ジェームズ 『シンデレラ』(2015)

誰もが知っている童話「シンデレラ」が原作のこの作品で、シンデレラに抜擢されたのはリリー・ジェームズ。魔法使いの力で美しく大変身、王子と恋に落ちるという王道プリンセスを演じている。

ブルーのドレスで舞踏会に現れる彼女の美しさは必見! ウエストが細すぎて画像修正説も流れたけれど、リリー曰く「コルセットのおかげ」。そしてこの映画のもう1人の主役は強欲な継母。ケイト・ブランシェットが女の人生の悲哀を美しく体現してみせた。『マレフィセント』に続き、悪役という”影”にもスポットライトを当てた作品に。

(text : Yoko Nagasaka)